2023年12月12日、兵庫県豊岡市出石町福住の飲食店「唐仙坊」で食事をした客4人が発熱や下痢などの症状を訴え店で提供が禁止されている牛の生レバーが牛のレバ刺しとして出され保健所は客3人からカンピロバクターが検出されたいうことで食中毒と断定し店を営業禁止処分としたと報じられています。報道された食中毒が発生したのは兵庫県豊岡市出石町福住１９８−１の飲食店「唐仙坊」と報じられています。本当ですか？
飲食店「 唐仙坊」
兵庫県によると12月12日にこの店を利用した4グループ21人のうち調査ができた1グループ12人の中の4人が発熱や下痢などの症状がでたことが判明し保健所が調べたところ、店では、生食用の牛のレバーが提供されていて、3人からカンピロバクターが検出され保健所は原因を食中毒と断定し12月24日付で店を営業禁止処分としていると報じられています。
全員快方に向かっているということで兵庫県は生肉の取り扱いに注意するよう呼びかけています。レバーを食べた後にカンピロバクターが検出されたとのことですのでそのレバーにカンピロバクターが付着していたことが原因と考えられます。カンピロバクターは、鶏肉や牛肉、豚肉などの家畜の腸管内に生息する細菌で鶏肉は特にカンピロバクターに汚染されている可能性が高いため生レバーや加熱不十分なレバーを食べると食中毒のリスクが高くなります。
カンピロバクター食中毒の症状は、下痢、発熱、腹痛、嘔気、嘔吐、頭痛などです。症状の潜伏期間は2～5日程度で、発症した場合は、水分補給や食事療法などの対症療法を行います。重症化した場合は、抗菌薬による治療が必要となります。ご自身の症状が重度であれば、医療機関を受診されることをおすすめします。また症状が軽度でも、水分補給や食事療法などの対症療法を行うことが重要です。
カンピロバクター食中毒を予防するための対策をご紹介します。鶏肉や牛肉、豚肉などの家畜の肉は、中心部までしっかりと加熱してから食べる。生肉用の調理器具と、他の食品を調理する調理器具を使い分け、生肉に触れた調理器具はよく洗浄する。生肉や加熱不十分な肉を口にした後は、手をよく洗う。これらの対策を心がけることで、カンピロバクター食中毒のリスクを減らすことができます。
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