3月1日に宮城県仙台市若林区沖野３丁目２０−１の沖野小学校で、校舎の屋上にある高架水槽の蓋（フタ）が開きっぱなしになっていたことがわかりました。この高架水槽の水は児童らが手を洗ったり給食などにも使用されています。水を溜める水槽のフタが開いていため仙台市は他の市立学校の水槽をすべて緊急点検することを決めました。
市教委によると、高架水槽は縦３メートル、横２メートル、高さ２メートルで校舎東側と西側の屋上に１カ所ずつある。上ぶたは直径６０センチの円形で繊維強化プラスチック製。東側の水槽のふたが開いていた。ナットと南京錠は近くで見つかり、壊されたような形跡はなかった。南京錠は解錠された状態だった。
駆け付けた職員の目視では水槽内に異物は確認されなかった
仙台市立沖野小学校
仙台市若林区沖野3-20-1
TEL 022-286-2831
FAX 022-286-2888
高架水槽のフタが開いていた
仙台市の調査によりますと3月１日午後、沖野小学校の屋上にある２つの高架水槽のうち一つの水槽のフタが開いているのが発見されました。駆け付けた職員の目視では水槽内に異物は確認されなかったようです。上ぶたの裏側に風雨にさらされた跡はなく「ふたが開き、時間がたっていない可能性があるとしています。
去年8月に点検実施
去年８月の清掃の際に水槽には異常がなかったとのことですが、それ以降いつから開いていたのかわかっていません。フタの大きさは直径６０センチで大人でも中に入れる大きさです。本来、水槽にナットや南京錠で固定されていますが、発見された際には完全に開いている状態でした。高架水槽やクーリングタワーなどは囲いがあっても鳥の死骸や昆虫などが入るケースもあります。子供達への健康被害があったかもしれません。
犯人や原因は？
従来鍵やナットで固定してあるため、自然に開くはずはありません。また屋上の扉や上ぶたの鍵は職員室で管理しています。鍵などが壊されていた形跡はないことから閉め忘れの可能性もあります。生徒や職員のいたずらとも思えません。水槽には水道水が溜められていて児童がうがい、手洗いなどに使う他学校の給食にも使われています。学校では2日から給食を中止しています。
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