広島県廿日市にある世界遺産の宮島沖の海上で毎年8月に行われる「宮島水中花火大会」の実行委員会は4月13日、大会を打ち切る方針を固めたと発表しました。打ち切りの最大の理由は事故のリスクだそうです。この花火大会当日は1年で最多の約5万人が宮島に渡り、花火大会が終了する午後9時前からフェリー桟橋に長い列ができます。対岸の宮島口でも、国道2号を中心に発生する渋滞や違法駐車などの問題を多く抱えているようです。また、海上でも花火見物のプレジャーボートがカキいかだに乗り上げるなどの事故が起きているとのことです
花火大会への不満や危険
- 大会終了後国道2号線が大渋滞、帰宅するのに日にちを跨ぐ酷い状態
- 山陽道の宮島SAや本線にも車を停めて見る人がいて危険な状態
- 海上ではクルーザーなどが場所取りで危険な状態
- 徒歩で見学者は押し流されて歩く感じで子供連れは大変危険
- 船同士の接触事故が絶えない
- 花火の後 大混雑のフェリー
- コロナ過ではほぼ不可能なのは当然の判断
世界遺産宮島会場花火大会中止!
花火大会は毎年8月に開かれてきましたが、今夏は東京オリンピック、パラリンピックの開催延期の影響で十分な警備態勢を維持できないなどとして、昨年に続いて開催中止することがすでに決まっていました。この花火大会は厳島神社の大鳥居沖の海上で繰り広げられる花火大会で約5千発を打ち上げ、一部は海水面から半円状にダイナミックに開くのが特長です。旧宮島町が1973年から「宮島町花火大会」として始めたのがきっかけです。大会中止は過去3回中止になっています。
宮島水中花火大会
<2020年「宮島水中花火大会」中止について(お知らせ)>
本年(令和2年/2020年)の宮島水中花火大会は、東京オリンピック(7月24~8月9日)、パラリンピック(8月25日~9月6日)が開催され、広島県警・広島海上保安部・警備会社等が競技会場や周辺地域に派遣され、宮島水中花火大会も宮島島内・宮島口周辺及び海上での安全確保が困難な状況となっため、安全確保を最優先と考え、令和2年(2020年) 宮島水中花火大会の中止を決定しております。
会場アクセス
花火大会は中止打ち切りになりますが、実行委に加わっている廿日市市は、事前に日時を告知しないサプライズ花火を市内で開催するなどの代替策を検討するとしています。花火は元々、集客のための物でしたが、サプライズで行う効果については密にならない状態で花火を楽しんでもらう狙いがあるとみられますが、地元では経済効果のないイベントに税金を使う事への賛否もでているようです。
JR宮島口駅から徒歩約5分 宮島口桟橋から船で宮島港行約10分 終点下船すぐ、広島港から宮島港行瀬戸内シーラインで約23分
駐車場はありません。公共交通機関の利用をお願いします
問い合わせ
宮島水中花火大会実行委員会
宮島観光協会内 電話0829-44-2011
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