八王子市の精神科病院「滝山病院」看護師ら4人、入院患者暴行虐待の疑いとNHKが動画映像公開

2月16日、東京都八王子市犬目町６４１の精神科病院「滝山病院」の看護師ら4人が入院患者の頭や顔を殴るなどの暴行虐待の疑いがあるとNHKが独自に入手した動画映像公開し報道しました。

警視庁は東京都八王子市の精神科病院「滝山病院」で逮捕された1人を含む4人の看護師らが、患者に暴行を加えた疑いがあるとして、病院内部を記録した映像や押収した資料を分析し、詳しい実態について捜査を進めているそうです。NHKが都に情報公開請求したところ、法律に基づいて行われた去年6月の都の実地指導で口頭指導を受けていたそうです。

病院では、国から求められている看護師らを対象にした虐待や人権に関する研修を、十分行っていないとして、東京都が口頭指導をしていたことが取材でわかり都は、職員から聞き取りを行い、病院の運営体制などについて調べると報じられています。また、病院の指導・監督を行う都も、暴行の事実があったか確認するため、医療法と精神保健福祉法に基づいて立ち入り検査を行ったそうです。

NHKが入手した内部の映像では、医療スタッフとみられる人物が、ベッドに横たわる患者に「しゃべるな」と言って頭のあたりを殴ったり、別のスタッフが、声をあげた患者の顔を枕でたたいたりする様子なども記録されています。警視庁は、関係者から提供を受けた病院内部の映像や押収した資料を分析するとともに、今後、病院関係者から事情を聴いて、詳しい実態について捜査を進めることにしています。

NHKの取材に対して滝山病院は「事実関係については現段階で答えることができません。警察の捜査には全面的に協力いたします」とコメントしているそうです。

www3.nhk.or.jp

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