神奈川県相模原市内の県立学校の41歳男性教師が、2021年10月、顧問を務める部活動の県外遠征の際、自家用車を運転中、助手席に乗った生徒にハンドルを持たせて運転を強要していたことが分かった。神奈川県は、きょう、この教師を懲戒免職処分としましたた。学校名はどこでしょうか?
午後2時から記者会見を行っ神奈川県の担当者は「生徒の命を危険にさらして、許されない行為で、申し訳なかった」などと謝罪した。
当時、教師の車に乗っていたのは生徒3人。このうち助手席に乗った2年生の男子生徒に車を走行中、助手席からハンドルを持たせて、およそ1分間、運転を強要したという。男子生徒は運転免許を持ってもらず、助手席から片手を伸ばして、ハンドル操作をしていたそうです。
また、この教師は、同じ県外大会の際に、この男子生徒と一緒に、遠征先に前泊し夕食時には、生徒の前で酒を飲み、その後、ホテルの部屋で、ケガをしていた男子生徒の太ももなどをマッサージしたと報じられています。この行為について男性教師は「血流を良くしたかった」と説明しているという。県教委は「性的な意味合いはなかった」としているそうです。
別の生徒が、学校の養護教諭に相談したことで、ハンドル操作の強要などが発覚し学校側は、教師に対して、生徒に接触しないよう職務命令を出したとのことですがこの教師は、部活動の生徒や卒業生、インストラクターに対して、SNSで連絡を取り接触し男子生徒に対しては、合わせて2回、「しゃべるなよ」などと伝えたとのこと。遠征先に前泊をして、ケガをした生徒にマッサージをしたことになどについて「口止め」をしていたそうです。
その後、学校側が、教師について調べたところ、県内外での大会・練習に参加する際、自家用車で旅行していたにもかかわらず、公共交通機関の旅行申請を繰り返していたことが発覚。2016年度から昨年度までに41万円余りの旅費を不正受給していたという。その他にも、過去に、学校の指導に反して、生徒を自家用車に乗せるなどしていたことも明らかになった。
学校側の聞き取りに対して、男性教師は、助手席の生徒にハンドル操作を強要したことについて、「ドキドキさせて驚かせたかった。バレなければいいと思っていた」などと話しているという。一方、ハンドル操作を強要された生徒は「怖かった」などと話しているとのこと。学校側から相談を受けた神奈川県警は、道路交通法違反の疑いで捜査しているとみられています。
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