東京オリンピック・パラリンピック開催まであと162日となった現在、まだ開催、中止の決定が出ないなか、森喜朗会長の女性軽視発言で批判が殺到しこのままでは収まらないとし2月12日についに辞任を発表します。そんな中森喜朗会長の後任に日本サッカー協会相談役の川渕三郎氏が指名されましたが、辞退しました
森会長の後任候補
ボランティアや聖火ランナーの辞退や遺憾表明が相次ぐ中、森会長の辞任は避けられない状況で、森会長が辞任した時の後任候補として安倍晋三前首相や麻生太郎財務相の名前もあがっているようです。また元五輪担当相で自民党の丸川珠代参院議員も候補として挙がっている中、自民党内部からは「オリパラ組織委が森氏ではこれ以上ムリだとなれば、党内で谷垣さんを推す声が出ることが期待されています。今なお人望があり、事故がなければ、首相候補にも数えられていた。国際社会の信頼を取り戻すためには谷垣さんしかいない」と声があがっていたようです。
川渕三郎さんとは
日本の元サッカー選手で、元日本代表監督も経験しています。2020年東京オリンピック選手村村長でもあります。Jリーグ初代チェアマンを経て、第10代日本サッカー協会会長を務めました。
経歴
1958年 日本代表に初選出。関東大学リーグ優勝。
1959年 ローマ五輪アジア予選出場。
1960年 第7回チリW杯アジア予選出場。関東大学リーグ優勝。
1961年 3月、早稲田大学第二商学部商学科卒業後、古河電気工業入社。
1962年 インドネシア・ジャカルタで開催された第4回アジア競技大会に出場。
1964年 日本代表として東京オリンピック出場
1970年 現役引退古河電気工業サッカー部コーチ就任。
1972年 古河電気工業サッカー部監督就任(1975年退任)。
1976年 日本サッカーリーグ常任運営委員就任
1980年6月、LA五輪強化部長に就任
1981年 日本代表監督退任
1982年6月、古河電気工業・名古屋支店金属営業部長
1984年4月、日本サッカー協会強化部長退任。
1988年6月、古河産業へ出向、取締役伸銅品部長
1989年6月2日、JFA・プロリーグ委員会委員長就任
1990年8月、プロリーグ検討委員会委員長就任。
1991年3月、強化委員長、プロリーグ設立準備室長就任
1993年5月、Jリーグ開幕、国立競技場にて開幕宣言
1994年5月、日本サッカー協会副会長就任。
1996年7月、2002年W杯開催準備委員会実行副委員長就任
1997年12月、2002年FIFAW杯日本組織委員会理事就任
2002年7月、Jリーグチェアマン退任。
2008年6月、3期6年務めた日本サッカー協会会長を退任、名誉会長に就任。
2010年9月、日本サッカーミュージアム館長に就任。任期は2年。
2011年5月、日本将棋連盟非常勤理事に就任
2011年6月、東京都教育委員に就任
2012年4月、JFAアカデミー堺スクールマスターに就任
2012年6月、日本サッカー協会名誉会長を退任。
2012年11月、東京都教育委員を退任
2013年3月、公立大学法人首都大学東京理事長の就任
2015年1月、日本バスケットボール協会チェアマンに就任
2015年4月、バスケットボールリーグ理事長に就任
2015年5月、日本バスケットボール協会会長に就任
2015年5月、日本トップリーグ連携機構会長に就任
2016年6月、日本バスケットボール協会会長を退任
2017年3月、公立大学法人首都大学東京理事長を任期満了で退任
2018年3月、日本サッカー協会最高顧問を退任し、同相談役に就任
2019年3月、一般社団法人大学スポーツ協会顧問に就任
2019年12月、東京オリンピック・パラリンピック選手村村長に就任
後任が見つかれば辞任しやすい
【速報】森会長の辞任後、後任は川渕三郎の起用へ調整中。
— 🏕インドア派キャンパー 📣ⒻⒸⓀⓁⒹⓅ🔥 (@I_hate_camp) 2021年2月11日
(😔こいつもロクでもないからすぐに炎上すると思う) pic.twitter.com/JRpQYas50T
家内と散歩に出掛けた。近くの小さな公園のベンチに腰掛けて僕を見ている男性がいた。あっ記者だなとすぐに分かった。何時も同じコースを歩くとは限らない、散歩に行くのは午前か午後かも分からない。それなのによくも待っていたなあと感心した。家に取材に来ても一切受け付けないのを知っての記者魂。
— 川淵三郎(日本トップリーグ連携機構会長) (@jtl_President) 2021年2月10日
2月12日に合同懇談会
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会でも森会長のの発言を受け「オリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切なものであり、会長自身も発言を撤回し、深くお詫びと反省の意を表明いたしました」と謝罪しています。合同懇談会の目的については「今回の発言と今後の男女共同参画に関する組織委員会の取り組みについて、忌憚のないご意見を賜るべく、評議員会・理事会の合同懇談会を開催します」と説明しています。おそらくこの会で今後の行方が決定する見通しです