政府が新型コロナウイルスの感染対策として年末年始の休暇の分散化を狙って企業の仕事始めを1月12日からにするように要請を出した件で、文科省は授業数が足りないことから学校は適用外にする考えをしめしました
学校の先生や学校に係る人は除外
萩生田文部大臣は「現時点で文部科学省から学校に対し、休業の延長などを要請することは考えていない」と述べました。また「冬季休業期間は学校設置者である教育委員会などで適切に設定していただくものだ」と指摘し西村康稔経済再生担当相から事前に相談を受けたと明かしましたが「学校はちょっと無理ですよ」とあらかじめ言っておいた」と説明しました。
放課後の補習授業で賄っている
その理由について萩生田氏は、全国小中学校などを対象に一斉休校を既に行ったことに触れ、「授業時間が足りない。いまだに放課後の補習授業で賄っているという自治体や学校もある」と述べ、文科省の対応に理解を求めました。
授業の遅れ
長いところでは約3カ月も休校していたうえ、学校が再開しても感染予防のための分散登校や健康チェック、手洗い指導や消毒などの対策も加わる中で学校は一気に忙しくなりました。夏休みが短くなり、土曜日の授業も増え、やるべきことが詰め込まれた日常に子供達も戸惑っています。その上休暇を増やすと更に遅れをとりもどさなくてはいけなくなるようです。子どもにも教員にも、相当な負荷がかかると予想されます
勉強だけが教育ではないという声も
コロナ渦の中で勉強だけが教育ではないという声も上がっています。従来のカリキュラムをすべてこなすのではなく、新しい時代の教育方法に変更すべきだと言う声もあがっています。新型コロナウイルスはいわば地震や災害と同じレベルです。まずは安全を第一で健康であれば遅れはいくらでも取り戻すことが出来ます