公明党の斉藤副代表は２７日、菅総理と会談しGoToトラベルの延長を要望しました。これに対して菅総理は「予算がなくなったからやめるというようなことではなくて、全体を見ながらやっていきたい」と述べました。
来年のゴールデンウィークまで延長
具体的な時期はまだ未定ですが「ゴールデンウイークという大きな観光シーズンまで、ＧｏＴｏトラベルは継続した方が社会経済活動の再生に役立つ」として予算終了後も継続する見通しです。
大学生への一律2万円は撤回
公明党は大学受験を控えた高校３年生らに一律２万円を給付する案を提言していましたが、予算も加味して撤回しました。
GoToキャンペーンで
景気は良くなっているのか？
GoToキャンペーン開始後、旅行者数は自粛時に比べれば増えている物の例年に比べると宿泊者数は激減しており、特に公共交通機関などは利用者が減り大幅な赤字を抱えている企業がほとんどです。また恩恵を受けられている人とそうでない人の格差が多く、全体的には一部の利用者と旅行代理店のみが独り勝ちという不満の声も上がっています
追加の予算はどこから出すか
GoToキャンペーンの総予算は1兆1,248億円でさらに4か月延長となればもう1兆円近い予算が必要と見込まれます。新型コロナで影響をうけている業種は旅行業界だけではないので当然予定していた他の予算が削られことになります。
出向社員の派遣費用も追加延長
出向社員の人件費（日額）も当然追加される
システムプロジェクトマネージャー：69,800円（5人）
事務局長・事務所長：69,800円（59人）
部長級：55,300円（213人）
課長級：48,700円（2,315人）
係長級：40,600円（2,522人）
係員級：32,700円（1,251人）
派遣・契約社員：27,900円（572人）
平均額は記事内にもあるとおり「約4万円」。
こういった実際には旅行業界に還付されない経費も掛かってきています。キャンペーンが延長されればこうした費用も税金から支払われていきます
