かながわ県民割り完売終了
直接予約も受付停止
GoToキャンペーン併用も終了
神奈川県では新型コロナウイルスの感染拡大で深刻な影響を受けた観光事業者を支援するため県独自の観光促進キャンペーン「地元かながわ再発見(かながわ県民割)」の予約を10月8日から開始しましたが、予約が殺到して現在はホテルへの直接予約は受け付け停止にしたほか、旅行代理店での予約も完売となっています。
予想以上の反響で予算オーバー即日完売
当初の計画では令和2年10月8日~令和3年2月28日宿泊まで(宿泊旅行は3月1日のチェックアウトまで)の期間で一人何回でも繰り返し割引気が利用できるとしていましたが、スタート直後に予約が殺到してほぼ即日の完売した模様です。神奈川県観光企画課の担当者によると宿泊事業者には2億円、旅行事業者には5億円を目安に予算を割り当てていた模様です。7億円の予算を7500円で割った場合約93万人の予約が5日間で完売した計算になります。果たして本当に予算は適切に使用されたのでしょうか
詳細が不鮮明なまま
1部の方の利用で完売
10月8日からスタートということでしたが実際に10月8日から予約を受け付けるのかと思いきや、ふたを開けてみたらスタート前の10月5日の時点ですでにほぼ完売状態でした。ほとんどの県民が詳細が不鮮明なまま、一部の情報を先取りした関係者によってほぼ予算を使い切ってしまった模様です。
広告費1300万円に批判の声も
神奈川県では、今回の企画のPRの為に芸能人のつるの剛士さんを起用したPR動画を制作していましたが公開前に完売となり、その製作費1300万円もほぼ無駄となりました。もともとかなりお得なキャンペーンのためPRしなくても売り切れるほど人気を集めたことから高額な動画作成費に対して県民から、「動画よりも県民割にお金を回すべきではなかったか」と指摘のこえもあがりました。県は追加での受付も検討するとしていましたが10月9日神奈川県観光企画課の担当者によると追加は現時点では全く考えていないとのことです
かながわ県民割りはどれぐらいお得か
かながわ県民割りはGOTOキャンペーンとの併用も可能で宿泊費が通常1万5千円の場合、地域共通クーポン券の戻りも計算に入れると実質1泊300円程度で宿泊が可能になります。一人何泊でも予約可能なため、1カ月単位でのホテル暮らしなどに利用した人もいたという噂です。緊急性を要する支援とはいえそうした一部の方への税金の流入が最近の支援にはおおくみられ公平性が無いという指摘もあがっています
神奈川県からのお知らせ
2020.09.15
かながわ県民割ホームページをアップしました。
2020.10.05
宿泊事業者の新規事業者登録を一旦停止します
2020.10.05
好評につき、宿泊事業者(ホテル・旅館等に直接お申込みされる場合)の予算に近づいたため、一旦販売を停止し精査しております。
今後の販売状況につきましては当サイトにてご案内いたします。
なお、OTA(オンライン・トラベル・エージェント)事業者につきましては、今後販売を予定している事業者もありますのでご利用もご検討ください。