静岡県熱海市伊豆山で7月3日、午前10時半ごろ静岡県熱海市伊豆山449−5付近から土石流が発生した件で大規模土石流の起点にあった盛り土について、不適切な工事だったとし土石流の遺族などでつくる被害者の会が、盛り土を行った前の所有者を殺人容疑でも告訴する方針を9月6日に固めました。
土石流の起点部分については、前の所有者が県や熱海市の指導に従わず法令に反した盛り土を繰り返したことが分かっています。
被害者の会は8月、前の所有者を業務上過失致死の疑いで警察に告訴状を提出し受理されていますが、「住民が死んでもかまわない」という認識があったとして殺人の疑いでも10月刑事告訴する方針です。
また損害賠償を求める民事訴訟については、遺族など60人が原告となり28日に地裁沼津支部に提訴する予定です。