東京オリンピックで7月24日、オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は柔道女子48キロ級、男子60キロ級の行われている日本武道館で山下会長はマスクを外して関係者に顔を近づけて話し込んでいた。また、関係者席では、来賓と抱き合ったり、後ろから肩を抱いて顔を近づけたりしていた。山下会長が会長を兼任する全日本柔道連盟では昨年、新型コロナの集団感染が発生している。
JOC会長がこれでは、選手に注意はできないね。https://t.co/mdB81KKwcK
— MAKIRINTARO (@MAKIRIN1230) 2021年7月24日
新型コロナウイルスの感染拡大があり、「安心安全」な大会を運営するため、今大会は、行動ルールを定めたプレーブックが設けられている。プレーブックでは、選手や大会関係者らに対し、常にマスクを着用して人との接触を最低限に抑えること、ハグや握手など物理的な接触を避けるよう求めている。
23日にあった開会式でも、行進後に競技場に残っている選手の中に、マスクを外して談笑する姿もあった。大会組織委の広報担当者は入場行進時の選手たちについて「ルールを守るという大原則を大会終了までしっかり理解いただき、協力をいただきたいと思っている」と話していた。