7月16日国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長は、被爆地広島の平和記念公園を訪問した。到着すると「ゲットアウト、バッハ」、「キャンセル オリンピック」、「バッハは広島を利用するな」などの抗議デモのシュプレヒコールも響きました。
広島平和記念公園は現在こんな感じです。 pic.twitter.com/F4ft1B3GEa
— KENT@ライター×日本語教師×ゲーマー (@KENT45990468) 2021年7月16日
「バッハ会長、広島に来るな」
— Karyn NISHIMURA (@karyn_nishi) 2021年7月15日
2021年7月15日に広島市で行ったデモ。 pic.twitter.com/SGAw6fgcLt
米国のオバマ元大統領や、ローマ法王の来訪時同様、同公園への立ち入りは一時制限されました。バッハ会長は原爆慰霊碑に献花し、1分間黙とうしました。原爆資料館の視察や被爆者とも対面し同日、ジョン・コーツ副会長も被爆地長崎を訪問しました。
バッハ会長宿泊ホテル前で反対デモ#バッハ帰れ
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) 2021年7月10日
都心が騒然。バッハ会長が宿泊するホテル前に「五輪マフィアを退治する市民有志」が集結。バッハ会長が宿泊していると思われる部屋に向かい「バッハ帰れ!」「平和を願うなら広島行くな!」「五輪を中止しろ!」と大合唱 https://t.co/3VIWna0P0F
園内には多くの警察官が目を光らせる厳戒態勢で到着直前には雨が降り始めました。到着すると「ゲットアウト、バッハ」、「キャンセル オリンピック」、「バッハは広島を利用するな」などの抗議デモのシュプレヒコールも響いたようです。
バッハ会長は7月8日に来日し3日間の隔離を終えて、現在は11日間の行動規制期間に入っており、用務先を指定した形での活動が認められています。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大が続く緊急事態宣言下の東京から広島への移動などに批判的な声も上がっていましたが、東京五輪パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は「五輪の根本原則は平和。被爆国である日本が、広島と長崎から平和のメッセージを発信してほしいという依頼を地元からいただいている。国内外に平和を訴えていただきたい」と、意義を強調しています。