政府関係者によると、大阪府の31日の新規感染者数は、600人に迫る数字になると発表しました。政府は、新型コロナウイルス特措法に基づく「まん延防止等重点措置」を、4月1日から大阪府に初めて適用する方向で最終調整に入りました。大阪府では、3月30日、全国最多となる432人の感染が確認され、吉村知事や松井市長は「まん延防止等重点措置」の適用について国は迅速に判断すべきだという考えを示していました。
マンボウとは
まん延防止等重点措置
尾身会長が連呼していた「マンボウ」とは、2月3日に設けられた新型コロナウイルスの対応の基準となっている新型インフルエンザ等対策特別措置法の中の「まん延防止等重点措置」の略称で、2月13日から施行されたもので、お魚のマンボウとは関係ありません。対象地域は緊急事態宣言では、都道府県単位で出されますが重点措置は、政府が対象とした都道府県の知事が、市区町村など特定の地域を限定することができます。
適用の目安
重点措置は、「ステージ3」が想定されていますが、感染が局地的に、急速に広がっている場合は、「ステージ2」での適用もありえるとしています
まん延防止等重点措置を講じる要件
「まん延防止等重点措置」を講じる要件については、新規陽性者数などの状況を踏まえ
- 都道府県で感染の拡大のおそれがあり
- 医療の提供に支障が生じるおそれがあると認められること
具体的なまん延防止等重点措置
対象:都道府県が飲食店などの店舗や施設
- 従業員への検査受診の勧奨
- 入場者の整理
- 発熱などの症状がある人の入場の禁止
- 入場者へ感染防止のための措置の周知と、それを行わない人の入場禁止