神奈川県によりますと神奈川県南足柄市竹松の保育園で、9月に園児や職員らあわせて55人が新型コロナウイルスに感染するクラスターが起きていたことが分かりました。
南足柄市保育園
9月17日日に園児1人の感染が判明、その後、次々と感染が明らかとなり、10月9日までに職員14人、園児41人のあわせて55人の感染が確認されたということです。
報道のあった保育園
この保育園は15日現在休園しているようで、正面の門は閉まったままです。数名の職員と思われる方が朝8時半ころから出勤されているようです。
緊急事態下職員26名で慰安旅行
園長や職員が緊急事態宣言中の9月、京都府へ慰安旅行していたことが13日までに、分かったそうです。園では旅行出発当日に園児1人の感染が確認され、旅行後に発熱した職員はそのまま勤務していたそうです。その後、相次いで感染者が判明するなど、保護者からは対応が不適切として園への不満の声が出ているそうです。南足柄市は、「大変で遺憾だ。保育園に対し感染症対策の徹底と保護者への丁寧な説明を求めていく」としています
発熱した職員もそのまま勤務
慰安旅行は、県内も府内も緊急事態宣言が発令中の9月17日夜から20日まで、園長や職員計26人が参加し、府内を観光したそうです。また旅行後の21日には参加した職員1人が発熱したものの、25日に陽性が判明するまで勤務させていたようです。その後、職員らの感染が明らかになっても保育園側から保護者への連絡はなかったということです
感染前はノーマスクだったのか?
この保育園に子どもを通わせる保護者は「 9月27日から職員が急にマスクをしだして保育するようになった。9月30日に5名のコロナ陽性者が出た」と話しているそうです。 神奈川県によりますと、保育園は10月1日から休園。現時点で感染者はいずれも軽症か無症状で、重症者はいないということです。10月16日に保護者説明会が行われる予定です。園長は感染者が一人出た時点で旅行は取りやめるべきだったと話しているようです。