米疾病対策センター（CDC）は30日、東部マサチューセッツ州で発生した新型コロナウイルスのクラスター（感染者集団）についての分析結果を公表し、感染者の4分の3がワクチン接種者だったことを明らかにしました。
「感染者の4分の3がワクチン接種者」で、ワクチン接種者の「79%は咳、頭痛、のどの痛み、筋肉痛、熱といった通常のコロナ感染と同じ症状がみられた」ってもはや打たないほうがよいのでは。／新型コロナ: 米東部のクラスター、4分の3がワクチン接種者 当局分析: 日本経済新聞 https://t.co/UrM2n8EVXZ
— 吉田真吾 (@yoshida45) 2021年7月30日
マサチューセッツ州バーンスタブル郡で7月に発生したクラスターを分析した。感染者469人のうち、74%（346人）がワクチン接種を終えた人だったという。346人のうち、79%（274人）はせき、頭痛、のどの痛み、筋肉痛、熱といった通常のコロナ感染と同じ症状がみられたようです
新型コロナ: 米東部のクラスター、4分の3がワクチン接種者
— ホンモノって何だっけ (@ndsc_c) 2021年7月30日
以下は昨年指摘されていたこと。
ワクチンで逆に｢感染が広がる｣意外な可能性 重症化は抑えられるが､感染力低下は微妙 | The New York Times - 東洋経済オンライン https://t.co/q99iUUQHsb #東洋経済オンライン @Toyokeizaiより
7月29日イスラエル政府は、米ファイザー製ワクチン「ブースター」3回接種でデルタ株に効果があるとして、60歳以上の市民に8月1日から3回目のワクチン接種を始めると発表しました。イスラエルでは変異株のデルタ株を中心に新型コロナウイルスの感染拡大が続く状況を踏まえ米ファイザー製ワクチンをブースターと呼ばれる3回目以降の接種をおこなうようです。ブースターの必要性については判断が分かれており、イスラエルの取り組みに注目が集まりそうです。
イスラエルでは、28日までに人口の約57％に当たる約530万人が2回接種を完了。ただ6月以降、ワクチンの感染予防効果が低下しており、1日の新規感染者数が最近は2千人を超えている。感染力の強いデルタ株の影響とみられています。
新型コロナのワクチンを２回接種した人にもう一度ワクチンを打つ３度打ちのブースター接種の動きが海外で広がっています。英国政府は70歳以上の高齢者や医療従事者などを対象に９月から実施することを発表しました。いずれも２回接種より３回接種の方が効果があり変異株にも対応できるとしています。
加藤勝信官房長官も、３回接種の必要性について「ワクチンの効果がどの程度の期間持続するか、検討する必要がある」と会見で答えています。韓国政府も接種回数を１回増やす方法の検討に乗り出し、いずれも２度より３度という理由のようです
「ファイザー、モデルナのワクチンは従来型や英国型ウイルスへの効果は95％とされていますが、インド由来のデルタ株には効果が不十分。そのため英国と韓国で感染が再燃している。そこで３度目の接種をすることで免疫効果を高めようとしているのです。どれだけの効果を発揮するかは実施してみないと分かりませんが、３回打つことでワクチンの有効性が高まるのは間違いありません」
規定の回数より多くワクチンを接種する行為は「ブースターショット」と呼ばれ、免疫効果を強化したり効力を延ばすために行われているようです。ハーバード大学院卒で近著に「元WHO専門委員の感染症予防BOOK」がある医学博士・左門新氏によると、ブースターショットはワクチン接種が始まった数十年以上前から行われているそうです。
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「たとえばインフルエンザのワクチン接種は大人の効果は40～80％ですが、２度目の接種をすれば10％アップします。子供の場合はもっと顕著で、最初の接種の２～３週間後に２回目の接種をすれば30～40％の効果が40～80％に跳ね上がります。新型コロナについては、ファイザー社と英韓の両政府が２回の接種の効果が現行のワクチンでは１年以上続かないのではないか、またデルタ株への効き目が弱いのではないかと心配してブースターショットを検討したようです。当初の効力をさらに引き上げるのではなく、接種後に低下した免疫効果を再び押し上げるのがブースターショットの役割です」
注射するワクチンの量は１回目、２回目と同量で副反応も従来の接種と同じだとみられ、とくに心配する必要はないそうです。いずれは日本でも３回打ちが実施される可能性があります。「日本はいま接種が遅れ、ワクチン供給も心配されているので、そこまで考える余裕はないでしょう。英国と韓国の結果を見て、効果があるかを見極めてから検討すればいいと思います」としています
