2021年7月7日、プロ野球西武ライオンズの松坂大輔投手が現役引退を発表しました。松坂投手の引退を決意した理由はなんだったのでしょうか？松阪選手は昨年5月ころから右手のしびれが抜けず7月5日に首の手術をして、「マウンドに立ちたい」との一心でリハビリを続けてきました。
手術成功なら2～3カ月で投げられるようになるとの見通しでしたが、皿やグラスを気をつけて持たないと落としてしまうくらい以前の指先の感覚が消えてしまい、どう投げれば制球がつくか、色々考えて投げて来たようですが、特に中指の感覚が消えたのは致命傷だったようです
5月上旬のブルペン投球でも、球が抜ける瞬間がわかったようですが、右打者の頭部付近へ抜けた球などがあり投手にとっては、とても恐ろしいことだったようです。その後もさまざまな治療を受けましたが、「恐怖」は抜けず肘、肩の手術を乗り越え、指先の感覚がなくなっても投げ続けようと続けて来たようです
そんな状態になってもやり続けた理由は「松坂世代」の選手が次々と辞める中、「お前の頑張りを見たい」「お前だけは最後まで輝いていてくれ」との世代の思いも後押しがあったからのようです。昨年11月10日に、阪神タイガースの藤川球児投手の引退セレモニーで「ライバル松坂大輔へ。必ず投げる姿を見せて、世の中の人を元気にしてください！」の言葉は印象的でした。引退後の活動はまだ発表されていません
