新潟県は7月５日、県職員の新型コロナウイルスワクチン職域接種会場である新潟県加茂市青海町１丁目９−１の県立加茂病院で、ワクチン保管用冷凍庫の電源コードの接続部が緩み、温度が上昇したため、１０００回分を廃棄したと発表しました。原因は入室した委託業者の清掃員が誤って電源コードの接続部分を緩めてしまった可能性があるとみています。清掃会社はどこだったのでしょうか？
発表によると、7月５日午前８時５５分頃、同病院の薬局内にある冷凍庫の内部温度が常温近くになっていることに職員が気づき記録上は３日午後１時半までは正常に作動しており、同じ頃に入室した委託業者の清掃員が誤って電源コードの接続部分を緩めてしまった可能性があるとみています。
同病院では、警察官と教職員６５０人の職域接種が予定され、国からモデルナ製ワクチン１４００回分が割り当てられていた。６月２８日に１回目の接種が始まり、先週までに済ませた２００回分と今週の２００回分を除いた１０００回分が冷凍庫に保管されていました。
県人事課の渡辺誠一課長は「貴重なワクチンを廃棄する事態になり、深くおわび申し上げる」と謝罪しました。県は他会場での振り替え接種など対応を検討している。
