茨城県8市町で
外出自粛要請
飲食店は時短要請
茨城県の大井川和彦知事は28日より、新型コロナウイルスの感染急増を受け、土浦市やつくば市など県南を中心とする6市2町(つくばみらい市、牛久市、取手市、かすみがうら市、境町、阿見町)の県民市民に不要不急の外出自粛を要請しました。また酒類を提供する飲食店や接待を伴う飲食店には、午後10時までと営業時間の短縮を求めました。期間は11月28日から12月13日までで、感染が治まらない場合は更に延長する見通しです
記者会見の様子
大井川知事は緊急記者会見を開き「感染は危機的状況」と強い懸念を発表し、つくばみらい市、牛久市、取手市、かすみがうら市、境町、阿見町を含む8市町を「感染拡大市町村」と位置づけ外出自粛を呼びかけました。26日に開いた県の有識者会議では医療関係者から重症者の増加が続けば一般診療にも影響が出るとの懸念が示されたため知事は「感染は危機的状況」と懸念を表明し「拡大地域で思い切った対策を打ち爆発的に広がる前に抑えたい」と述べています。茨城では県南を中心に1日50人前後の新規陽性が確認されており、人口1万人当たりで千葉県を上回りました。累計感染者数は27日で1440人台に達した模様です。
外出自粛要請の期間
外出自粛要請の期間は28日~12月13日の16日間
飲食店の営業自粛期間
スナック、バー、居酒屋、カラオケなどの
酒類を提供を伴う飲食店への営業自粛期間
11月30日~12月13日の14日間
営業自粛時間:午後10時~午前5時
※協力企業には1店当たり28万円(1日2万円)を支給
時間短縮協力金 お問合せ
029-301-5393
受付時間9時から~17時(土日祝日も対応)
栃木県の福田富一知事
「感染拡大が止まらないと休業や外出自粛の要請をしなければならなくなる」と県民に感染防止策の徹底を訴えました。家族以外での大人数の会食や飲み会を控え、年末年始の休暇を分散取得することなども求めています。
茨城県からの緊急メッセージ
本県の感染状況が深刻化し、“今”行動を変えないと、医療提供体制が危機的状況を迎えます。“今”の行動変容が、皆様の未来を守ります。
感染状況
直近1週間、毎日50名前後の新規陽性者を確認し、11月1日以降で670名に達しています。
人口1万人当たりでは1.04人となり、千葉県を上回っています。
感染状況には地域差が見られ、現時点では県南部に集中しています。
11月以降の陽性者の行動歴を分類すると、知人・家庭内が30%、職場内が29%と多く、会食が23%(うち接待を伴う飲食店は11%)、他県由来が13%と続きます。
休憩室・更衣室・喫煙所などにおける「換気」や「マスク着用」など、感染予防対策の徹底を図るとともに、会食の機会を減らすよう努めてください。
医療提供体制
現在、県全域で入院先を調整していますが、県内の病床稼働率は52%(「茨城版コロナNext」ステージ3相当)にのぼっており、限られた医療資源を新型コロナ以外の疾患(冬場は心疾患などが増える傾向)にも充てる必要がある中、病床がひっ迫しています。
これまでも県内の感染状況を踏まえ、運用病床数を順次拡大し、現在316床(うち重症44床)に拡充していますが、今後、県南部を中心に416床(うち重症57床)に拡充していきます。
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