茨城県では17日、1日の新型コロナウイルス新規感染者数がこれまで最も多い55人が感染したと発表し大井川知事が緊急事態と判断し急遽記者会見を開きました。記者会見では「土浦関連のクラスターを抑え込むことが最大の課題だ。県民は感染対策をとってほしい」と呼びかけをおこないました。17日の県内での1日の感染者数の発表としては11月14日の40人を上回り、これまでで最も多くなりました。
茨木県自治体別感染者数
- 土浦市14人
- つくば市7人
- 牛久市6人
- 古河市
- 取手市5人
- 阿見町4人
- 小美玉市2人
- 水戸市1人
- 常総市1人
- 神栖市1人
- かすみがうら市1人
- 守谷市1人
- 坂東市1人
- 笠間市1人
- 石岡市1人
- つくばみらい市1人
- 龍ケ崎市1人
- 千葉県在住者2人
茨木県内の感染状況
これで、これまでに県内で感染が確認された人は合わせて1032人となり、1000人を超えました。このうち死亡した人は18人です。また県内では17日までに新たに20人の症状が回復し、退院した人などは794人となっているようです。
茨木県クラスターの発生場所
クラスターが複数の店舗から発生している茨城県土浦市桜町の「桜町飲食業振興協議会」では17日より協議会に加盟している飲食店やキャバクラ店など36店で月末まで自主的に休業すると発表したもようです。また協議会では、今後地区内にある240店の飲食店などにも歩調を合わせて休業するよう呼び掛ける模様です。
発生原因は市職員の会食から
同市では、桜町で会食した市職員から「飛び火」して計15人が感染するなど、市役所業務にも影響を与える事態にもなっています。特に土浦市桜町では、少なくとも4店でクラスターが発生しており県が行う桜町の集中検査だけでも11人の感染が確認されているようです。最初に感染が分かった道路管理課の40代男性と6日に桜町で会食した40、50代の男性職員5人全員が感染しこの6人と同じ課や、同じ4階フロアなどで働いていた160人などをPCR検査し、17日までにほかに男女9人の職員の感染が判明しています。
安藤真理子市長のコメント
市は、職員同士の会食の自粛など感染拡大防止を徹底し、18日は部課長を除き4階の職員を自宅待機とするとしています。安藤真理子市長は「窓口業務を停滞させ、市民に不便をおかけして大変申し訳なく思っている」とコメントしています。
また、土浦市は17日、新たに職員14人の感染が判明し、感染者は15人になったと発表した。
(林容史)