吉本新喜劇の和子ばあちゃんとして関西でおなじみの桑原和男（本名・九原一三）さんが8月10日、老衰のため神戸市内の病院で87歳で逝去したそうです。お通夜は8月11日、葬儀告別式は8月12日に近親者で執り行う予定で、葬儀告別式の場所、自宅住所、喪主は非公表となっています。
桑原さんは2000年7月に急性心筋梗塞で手術し入院し静養を経て00年12月に舞台復帰しましたがその後は、体調に配慮しながら活動を続け2018、2019年には「コヤブソニック」、2019年3月には「60周年だよ!よしもと新喜劇」に出演し2020年10月の「よしもと大笑い祭り寄席」が最後の舞台となったそうです。最近では、2022年11月になんばグランド花月に来場し車いすで新喜劇を観覧していたそうです。
お通夜葬儀告別式の場所はどこ？
桑原さんは福岡県小倉市出身で1955年の高校卒業後、教師を志し福岡の教育大学を受験したのち大阪で夢路いとし・喜味こいしに弟子入りし新芸座に入ったそうです。翌56年に秋田實が立ち上げた上方演芸株式会社発足と同時に漫才師となり「原こちら」の芸名で漫才の舞台にたち3回コンビ別れを経験したのちに3人目の相方の平参平さんと地方巡業も行ったそうです。61年、吉本新喜劇の前身「吉本ヴァラエティ」に入団し、70年代に座長に抜擢され89年の『吉本新喜劇やめよッカナ?キャンペーン』ではベテランとして残留し新喜劇の復活を支えてきました。92年には「上方お笑い大賞」金賞を受賞しています。
座長時代までは普通の好青年役を多く務めたがその後は小柄でやさしい顔立ちであることから、母親役やおばあさん役といったいわゆる女形「桑原和子」を務め和子ばあちゃんは新喜劇ファンならずとも関西ではおなじみのキャラクターとなったそうです。代表的なギャグは、「ごめんください！（どなたですか？…）（お入りください）ありがとう」や垂れ乳を取り出し自分で揉みだす一人芝居のほかツィゴイネルワイゼンのBGMに合わせて「神様、神様～！」と一人しゃべりを始めるものなど記憶に残るものが多数あるそうです。
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