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女優の奈良岡朋子が肺炎のため死去


女優の奈良岡朋子(本名・同じ)さんが23日、肺炎のため都内の病院で亡くなったことが29日、分かった。93歳。奈良岡さんが代表を務める劇団民藝が公式HPで発表した。  


 



 

公式HPによると、葬儀は26日に近親者のみで執り行った。故人の遺志により、お別れの会などは行わないという。


 



 

また4月5日までの期間限定で約10分のドキュメンタリー「ある女優・奈良岡朋子」を同劇団公式YouTubeで公開する。


 



 

奈良岡さんは1929年東京都出身。48年に同劇団に入団。数多くの舞台に立ち05年の「ドライビング・ミス・デイジー」では、芸術祭賞大賞、毎日芸術賞、朝日舞台芸術賞を受賞。

 

 



 

テレビでもNHK朝ドラ「おしん」「春よ来い」、大河ドラマ「いのち」などのナレーションも有名。近年では一人語り「黒い雨-八月六日広島にて、矢須子-」を各地で公演。ライフワークとしていた。

 

 



 

昨年は映画「土を喰らう十二カ月」「高津川」などに出演。舞台「ラヴ・レターズ」にも出演した。