平成7年(1995年)1月17日に発生した兵庫県南部を震源とした阪神淡路大震災の地震により6434人の命が奪われた日、発生から27年を迎えたました。阪神淡路大震災の地震の震源に近い兵庫県淡路島北部の兵庫県淡路市小倉177の北淡震災記念公園では遺族や地元の人たちが震災で亡くなった人を悼んで合唱が行われました。
阪神淡路大震災から27年
— こうだい|淡路ラボ (@koudai_awajilab) 2022年1月16日
北淡震災記念公園で黙祷を捧げてきました。#阪神淡路大震災 pic.twitter.com/ubxpfhEhJ2
ライブ映像北淡震災記念公園
兵庫県淡路市の「北淡震災記念公園」には、地震で地表に現れた野島断層の一部が保存され、犠牲になった人たちの慰霊碑が建てられています。17日朝は遺族や地元の人などおよそ50人が集まり、淡路島などで亡くなった63人と同じ数の竹の灯籠を浮かべました。
北淡震災記念公園アクセス
地震が起きた午前5時46分に合わせて慰霊碑の前で黙とうして亡くなった人を悼みました。また、新型コロナウイルスの感染対策のため、集まった人たちが全員でマスクをつけて犠牲者の追悼と復興への思いを込めて、「ふるさと」を合唱したあと、慰霊碑に花をささげました。
義理の母親を亡くした淡路市の60代の女性は「義理の母の年齢を超え、無念だったろうとつくづく思う。きょうここに来たことで、当時の記憶を忘れてはいけないと思った」と話していました。
この公園を管理し、震災の「語り部」の活動を続ける米山正幸総支配人は、「時が経つほど未来に伝えることの大切さを感じています。野島断層を生かしながら、震災の教訓を今後も継承していきたい」と話していました。