アメリカのバイデン政権は、2022年2月と3月に開かれる冬の北京オリンピックとパラリンピックについて、政府関係者を派遣しないと発表し「外交的ボイコット」をすることを明らかにしました。理由はなんでしょうか
【速報 JUST IN 】米 北京五輪パラ 「外交的ボイコット」へ 選手団は派遣の方針 #nhk_news https://t.co/JcTrXRl21w
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年12月6日
アメリカのバイデン政権は「外交的ボイコット」を行う理由としては中国の新疆ウイグル自治区などでの人権状況が理由だとしています。競技に参加する選手団は派遣する方針だとしています。
アメリカは中国によるウイグルやチベットでの人権侵害、香港での民主化勢力の弾圧などを以前から問題視してきたこともありバイデン氏は11月15日に中国の習近平国家主席とオンライン形式で協議した際にも中国の人権侵害について懸念を伝えていました。
過去のオリンピックでは、東西冷戦時代の1980年に米国や日本など一部の西側諸国がモスクワ夏季五輪に選手団も派遣しない全面的なボイコットに発展したことがありました。当時のカーターアメリカ政権がこの前年にあった旧ソ連のアフガニスタン侵攻を批判し、不参加を呼びかけたことがありました。