8月20日午前7時に大雨の影響で、山口県内を流れる椹野川水系の仁保川が増水して「氾濫危険水位」に到達し、氾濫危険情報【警戒レベル4相当】が発表されました。現在の水位がわかるライブカメラ映像はあるのでしょうか?
氾濫危険水位に到達したのは山口市の御堀橋水位観測所で、氾濫による浸水のおそれがある地域は山口県山口市です。
【氾濫危険情報】
— ウェザーニュース (@wni_jp) 2021年8月19日
山口県内を流れる椹野川水系の仁保川(にほがわ)が増水し、山口市の御堀橋水位観測所で「氾濫危険水位」に到達し、氾濫危険情報【警戒レベル4相当】が発表されました。
浸水に警戒し早めの避難をお願いします。https://t.co/3qi77EuJ71 pic.twitter.com/rvTff99L0L
もし越水や溢水、堤防決壊が発生すると、大規模な浸水被害に繋がるため、早めに避難の判断をしてください。こちらのサイトで最新の水位が確認できます。氾濫してからでは避難が困難になります。最新の情報を確認して早めの避難を心がけてください
ライブカメラ映像
hytec-rivercam.japaneast.cloudapp.azure.com
こちらは山口市椹野川水系仁保川における簡易型河川監視カメラ実証です
こちらはyoutubeで配信をご覧いただけます
8月20日午前7時に山口市仁保川が氾濫!警戒レベル4相当の氾濫危険情報を発令しました。開設避難場所はどこでしょうか?
対象地域
山口市仁保川流域
大雨警報や土砂災害の危険がある場合に発令される避難指示はその地域の人は全員避難しないといけないのでしょうか?自宅内でも安全な場所なら避難とみなされるのでしょうか?避難指示は強制なのか任意なのか、また罰則があるのかなど調べてみました
令和3年5月20日から以前あった避難勧告は廃止になり避難指示に統一されました。内閣府(防災担当)消防庁では避難指示がでてレベル4避難指示になった場合は危険な場所から必ず全員避難が必要としています。また高齢者や障害のある人はレベル3で避難を開始してください
避難指示が出たら
避難指示が出た場合近くの小中学校や公民館に行くことだけが避難ではありません。「避難」とは「難」を「避」けること。下の4つの行動があります。
- 行政が指定した避難場所への立退き避難
- 安全な親戚・知人宅への立退き避難
- 安全なホテル・旅館への立退き避難
- 屋内安全確保
屋外に出ると更に危険がある場合は、必ずしも避難所に行く必要はありません。その場所が本当に安全かハザードマップで以下の「3つの条件」を確認し自宅にいても大丈夫かを確認することが必要です。
①家屋倒壊氾濫想定地域に入っていないこと
②浸水深より居室が高い
③水がひくまで我慢が出来、水食糧などの備えが充分
※土砂災害の危険がある区域では立退き避難が 原則です
上記3点がクリアできればその場で避難とみなされます。また河川の氾濫などは急激に水かさが増す可能性があります。可能な限り早めの避難所への避難を心がけてください
この情報で、土砂災害が発生する危険性の低い場所にいる人までもが避難する必要はありませんが、危険を感じた場合には、たとえ避難指示が出ていなくても、躊躇せずに安全な場所へ避難するなど身を守る行動をとってください。ただし、外に出て避難することが、すでに危険な場合は、無理をしないで建物内にとどまり、上の方の階や、崖や斜面の反対側の空間など、少しでも安全なところに移動して身を守ってください。