神奈川県教育委員会は27日、新型コロナウイルスの収束が見通せない中、県立学校での今春の卒業式と入学式について、参列者の制限など実施する上での留意事項を各校に通知しました。通知では、卒業式と入学式について「学校行事の中でも新しい生活への節目となる最も大切な行事であることから、感染症対策に万全を期して実施することとする」と説明しました
来賓は招待無
参列者は、卒業生または入学生、教職員、式の進行に必要な在校生の代表とし、来賓は招待しないこととした。昨年は保護者の参列を控えるよう求めていたが、保護者の心情に配慮し、高校・中等教育学校では生徒1人につき1人まで可能とし、特別支援学校は各校の実情に合わせる。
- 会場の換気
- 参列者のマスク着用
- 工夫による時間短縮
- 座席の間隔をできる限り広くする
- 校歌や国歌の斉唱自粛
県教委は「今後の県内の感染状況を慎重に見極めた上で留意事項などを変更する場合がある」と説明。県内の各市町村教委にも同内容を参考送付しました。
今春の県立学校における
卒業式・入学式について
掲載日:2021年1月27日
2021年01月27日
記者発表資料
現在、県立学校においては新型コロナウイルス感染防止対策を徹底しながら、学校運営を継続しているところですが、今春の卒業式・入学式の実施上の留意事項等を次のとおり整理し、各県立学校へ通知しましたのでお知らせします。
今春の卒業式・入学式の実施上の留意事項等
〇卒業式・入学式は、学校行事の中でも新しい生活への節目となる最も大切な行事であることから、感染症対策に万全を期して実施することとする。その際、学習指導要領の特別活動〔学校行事〕に示された目標や内容を踏まえること。
〇実施に当たっては、次のように対応すること。
- 式場の換気、参列者のマスク着用、アルコール消毒等を徹底すること。
- 式場における座席の間隔は可能な限り広くとること。
- 式への参列者は、卒業生又は入学生、教職員及び式の進行に必要な在校生の代表とし、卒業生又は入学生の保護者の参列も可とする。また、来賓は招待しないこと。
※保護者が参列する場合は、高等学校及び中等教育学校においては生徒一人につき保護者1名までに限定すること。特別支援学校については、各校の実情に応じる。
※式場の椅子の配置について、感染症対策として十分な間隔を取れない場合は、式を複数回に分割して実施する、保護者は別室での参列とする、参列できない保護者向けにオンラインで配信するなどの対応を検討すること。
※保護者が参列する場合は、座席を指定にするなど、着席位置を把握できるようにしておくこと。
式の内容の精選などの工夫により、時間短縮を行うこと。
国歌斉唱、校歌斉唱等については、式次第に位置付けること。ただし、飛沫の飛散防止の観点から、歌唱は控えること。(国歌、校歌、その他の歌は同じ扱いとすること。)
※なお、新型コロナウイルス感染症の感染状況等については、日々変化していることから、今後の県内の感染状況等を慎重に見極めた上で留意事項等を変更する場合があります。その際は、改めて通知します。
※卒業式・入学式の実施上の留意事項等については、市町村教育委員会あて参考送付します。
問合せ先
神奈川県教育委員会教育局指導部高校教育課
課長 増田 電話 045-210-8240
専任主幹(教育指導担当) 松本 電話 045-210-8243
神奈川県教育委員会教育局支援部特別支援教育課
課長 萩庭 電話 045-210-8214
教育指導グループ 荒井 電話 045-210-8276
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