成人式は中止なのに
宮崎市長の400人規模
「密」イベント参加に批判殺到
宮崎市では毎年県内の経済界のトップや行政機関の幹部などが集まって新年のあいさつを交わす、恒例の賀詞交歓会会が行われています。この催しは、宮崎商工会議所が新年のスタートに合わせて毎年開いています。令和3年は1月4日に、宮崎商工会議所の米良充典会頭の発声で乾杯したあと、参加者たちがテーブルを囲んだメンバーと新年のあいさつを交わしたり、名刺交換をしたりしていました。
成人式は中止なのにと批判が殺到
これに対して成人式は中止なのに市長が密のイベントを容認として批判の声があがっています。宮崎市の新成人の数は3814人で毎年24会場に分散させて式を行うため、1つの会場に集まる成人の数はおおよそ約160人になります。それに対して市長は400人規模のイベントに参加したのに、その半数以下で行う成人式を中止することは納得いかないとの声がでています。
宮崎市賀詞交歓会の様子
宮崎市賀詞交歓会の様子は当日のNHKのニュースでも報道され会場の様子が映し出されました。今月4日、宮崎市内のホテルで賀詞交歓会が開かれた。宮崎県知事や宮崎市長、企業の幹部など約400人が集まった。会場では、参加者がマスクやフェースガード一枚で、新年の挨拶や名刺交換をおこなっています。映像には近い距離で笑いながら立ち話をしている様子などが映っています。実際んは新型コロナ対策で飲食の提供は有りませんでした
宮崎市広報担当のコメント
市の広報担当者は「そう思われる方もおられると思います。正直、私どもも感じました。ですが、市長の行動については何とも言えません」(広報課)と答えたと報じています。 賀詞交歓会を主催した宮崎商工会議所の担当者は「成人式は中止なのに、という批判の電話が来ています」と答えるものの、批判に対するコメントは特にないとしているようです。
日刊ゲンダイ引用
5日、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんはツイッターに「成人式はコロナが落ち着いたあたりに日程をずらしてあげれば良いのに…オリンピックをやる気なら成人式は余裕でできるはず」と投稿し2・6万リツイートと22・8万いいね(6日時点)を超える反響で、あらゆる年代の人が賛同しています。
成人式はコロナが落ち着いたあたりに日程をずらしてあげれば良いのに…オリンピックをやる気なら成人式は余裕でできるはず
— 田村淳 (@atsushilonboo) 2021年1月5日
成人式をドライブイン方式でやる行政が…
— 田村淳 (@atsushilonboo) 2021年1月7日
成人式の楽しさを理解してない人たちが考えた愚策だと思う。はっきり言ってしまえば市長の挨拶とかどうでもよくて、久しぶりに同級生が集まって、交流することが主旨だとなぜわからない?式典が必要なのではない!共通の日程が必要。時期をずらせば良いだけ…
NHKニュース動画はこちら
どのような感染対策が行われたか
各企業からの出席人数を制限するよう呼びかけられたことから、例年は1000人ほどいる出席者は、およそ400人に限定しておこなわれました。また食事の提供が見送られたほか、出席者は原則として決められたテーブルから移動しないことになりました。これで開催できるなら成人式も出来たのではという声も上がっています