北海道札幌で新型コロナウイルスの感染が拡大していることから11月26日以降、観光支援事業「GoToトラベル」の対象から一時除外する方針を固めました。期間は12月上旬をめどで約2週間程度になります。政府は知事の意向を尊重して札幌市を対象から外す見通しで、この他の県やちいきについても事業停止が必要になるかどうかを慎重に見極める考えとしています。
西村再生大臣「数日中に詳細」
西村経済再生相は22日のNHK番組で、事業の一時停止について、「この何日かで方向性を出し、感染が拡大している都道府県の知事と連携しながら対応していく」と述べ、数日中に対象地域などの詳細を決める考えを示した。停止によって生じたキャンセル料は国が負担する方向です。
札幌市の正式な決定
- すでに予約済みの12月1日までの予約分は割引対象になります!
- 12月2日以降の予約分は対象外になります。キャンセル料は発生しません。
- これから12月15日までの間に予約する分も対象外になります
- 12月16日以降の予約は現時点では対象になりますが変更の可能性あります
GoTo事業が除外になる
感染拡大地域とは
新型コロナウイルスの感染拡大地域とはどこが対象になるのでしょうか?現時点では明確になっていませんが下記エリアが該当するとみられます。感染拡大地域に特定された地域は概ね3週間をめどにGoTo事業の対象から外されます!旅行を計画されている方は充分にご注意ください!すでに予約済みの方も対象となります
※感染がステージ2に戻り次第再開するとのことです
その他除外になる予測地域
11月20日時点
「新型コロナウイルス感染拡大地域」
厚生労働省によると、感染状況指標の一つである病床使用率が「ステージ3」に相当する25%以上となったのは、北海道、埼玉、東京、愛知、大阪、兵庫、奈良、岡山、沖縄の9都道府県。厚生労働省の助言機関は北海道のほか、東京都と大阪府、愛知県も急速な感染拡大に至る恐れがあると警鐘を鳴らしています。政府の新型コロナ対策分科会は事業停止の指標として、感染状況の四つのステージのうち、2番目に深刻な「ステージ3」相当かどうかが判断材料になるとしています
その他除外の可能性のある地域
- 宮城県
- 茨城県
- 千葉県
- 神奈川県
- 静岡県
- 京都府
- 福岡県
GoToキャンペーンの除外エリアは対象になるエリアはこれから各都道府県ごとの判断になります。現時点では確定していません。正式な発表をお待ちください。開始時期の関しましてはできるだけ早い時期とし具体的な日にちは出ませんでした。政府が21日に決めた一時停止の方針では、まずは都道府県知事が判断し、政府が最終決定することになっている。道は23日に同市と協議し、政府に意向を伝達する。道幹部らによると、早ければ26日にも停止し、期間は12月上旬までを想定しています
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札幌の感染状況
札幌市の1日あたりの新規感染者数は19日に過去最多の197人となり、22日も道全体の63%を占める154人と高止まりの状態が続いています。北海道では医療提供体制への懸念から事業停止が適当と判断したようです。
国知事会長の飯泉嘉門さん
国知事会長の徳島県知事の飯泉嘉門さんは22日のNHK番組で「たとえば、北海道であれば札幌、愛知県であれば名古屋を外すという選択もあってもいいのではないか」と指摘しました。一方、西村大臣はは同日、都内で記者団に、「プロ野球などの観客席で感染が広がっているという報告は受けていないが、日本全国で感染が拡大してきた場合はイベントの開催についても一定の制約がかかってくる」と述べているようです。大規模イベントの人数制限は「収容人数の50%まで」となっているが、制限強化の可能性があるとの見方を示しました。
GoToトラベル事業とは
新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ観光業や地方を支援するための政府の事業。1人1泊あたり旅行代金の最大35%(上限1万4000円)の割引などが受けられる。7月に東京を除く46道府県で開始し、10月から東京も加わって完全実施されています。