ご覧くださいましてありがとうございます。当ブログはレンタカー回送ドライバーがお仕事の内容や旅行業界などを現場目線から紹介しているブログです。政府が経済対策のために7月22日から行われる旅行代金が半額に割り引きされる「GoToキャンペーン」ですが、直前の方針変更などで現場は混乱しています。そこで今日はコロナ感染者拡大における中で旅行を計画されている方への注意点をまとめてみました。参考になれば幸いです。
方針変更になった主な項目
- 東京都発着の旅行はキャンペーン対象から外された
- 東京都民の旅行もキャンペーン対象から外された
- 若者や一部高齢者の団体での旅行も外される可能性が出てきた
- 対象除外によるキャンセル料の保障は無し(一部保障有※1)
- スタート時の割引金額が50%から35%に引き下げられた
- 宿泊チェックイン時に東京都民でないことを証明する証明書が必要
- チェックイン時に体温測定があり熱があると宿泊が出来ない場合がある
- お風呂など入浴時間の規制や制限がある
- ビッフェ形式の食事は個別対応
※1 7月10日~17日までの予約分のキャンセル料の3割を国が保証
キャンペーンは早い者勝ちで規定数に達するとそこで打ち切られるため、開始前から順調に予約数が伸びてきた。しかしコロナウイルス感染者数が拡大してきた中、方針を変更せざるおえない状況になりその結果キャンセルが相次で現場は混乱してきています。
レンタカー回送の業務も従来引っ越しなどの需要があり繁忙期とされている3月~5月までの期間も急激に激減していたが7月に入り徐々に回復を見せてきました
さらにキャンペーン開始に伴い業績の回復もかなり期待されていましたがここにきてまた陰りが見えてきた気がします。1番の要因は今後対象から外されるエリアや条件が変わってくる可能性があるからではないかと思われます。一度終息を見せたコロナウイルスの感染者の数もまた現在徐々にまた増えてきています。
上記グラフは7月17日に新たに感染が確認された人の数の都道府県別のグラフです。
東京293人、大阪53人、埼玉51人、神奈川43人、兵庫25人、千葉20人と東京と大阪を中心に愛知・福岡・広島・と全国に感染が広がっていることがわかります。東京都もつい1週間前までは50人前後の感染者数を推移していましたが一気に感染者集が増えてきたことから、今後各地でも同様の可能性がでてきます。
また上の図は7月17日現在、新型コロナウイルスにかかっている人の数です。東京、大阪を中心にその隣接する県で感染者が増えていることが確認できます。今後キャンペーンなどで人の往来が増えれば地方などでまだ感染拡大してない地域 でも発生する可能性は充分考えられます。
- 今後キャンペーン対象から外されるエリアが拡大する可能性がある
- 対象になる条件も見直される可能性がある
- 感染リスクがある地域で観光施設が閉鎖している可能性がある
- 快適な旅行やサービスが受けられない可能性がある
- 感染するリスクがある
- 予約時はビュッフとなっていても現地で定食形式になる可能性が高い
- 温泉や大浴場が利用できず部屋のユニットのみ利用する可能性もある
キャンペーンが始まる時期を目安に各地の観光地でも自粛期間のように観光施設を閉鎖すると発表された自治体もでてきました。また予約時のプランに温泉三昧やビュッフェで好きなだけ食べ放題と書いてあっても、いざ現地にいってみると利用できないケースが想定されます。ホテル側もキャンセルを少しでも減らすためにこう言った情報も掲載されてないケースもあります。これから旅行を計画している方は以上の情報に充分注意されて計画をたてる必要があります。
当ブログはレンタカー回送のお仕事を現役ドライバーの目線で紹介する内容になっていますが、今回の旅行キャンペーンの内容は今後私たちの業界 も大きく影響を受けることが懸念されるため特別記事として記載させていただきました。筆者としましても一日も早いコロナ終息と共に旅行業界の経済回復を心から祈っています。
回送ドライバーとはお客様が乗り捨てられたレンタカーを元の店舗に運転して戻すお仕事です。興味のある方はぜひ動画をごらんください。
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