豊臣秀吉を襲った天正地震は天正13年11月29日（暦1586年1月18日）の夜に岐阜県の大日岳を震源とするＭ8.0級で最大震度6の巨大地震で日本海側の若狭湾、太平洋側の伊勢湾、琵琶湖にも津波が発生し、豊臣秀吉、徳川家康、両軍とも戦どころではなくなるほどであった。天正大地震2日前の11月27日にも地震の記録があることから2回に分けて別の地震が発生したとみられています。南海トラフ地震との関連性はあるのでしょうか？
天正地震が起きる直前、豊臣秀吉は、小牧長久手の戦いの雪辱を晴らすため徳川家康への総攻撃を計画し岐阜県にある大垣城に兵糧倉まで建てて備を進めていたそうですが、が大垣城は地震で倒壊焼失し、地震発生時、秀吉は明智光秀の居城だった琵琶湖西岸の坂本城にいたそうですが震度５クラスの揺れに驚きすぐに大坂に逃げ帰ったと書されています。
秀吉の城下町だった琵琶湖東岸の長浜城も大きな被害を受け倒壊し家康への総攻撃は中止された。天正地震の揺れを体験した秀吉は「ふしみのふしん、なまつ大事にて」と書状を送りナマズを飼い地震対策を万全にせよと命じたそうです
大ナマズ、秀吉の天下を倒す 歴史を変えた大地震 : 読売新聞
1586年（天正13年）1月に「天正大地震」はマグニチュード8クラス最大震度6だったとされ富山県高岡市の木船城は倒壊して城主の前田秀継（利家の弟）も死亡し城主一族が滅亡するなど被害が及んだそうです。この地震がなければ、徳川家康も豊臣秀吉から総攻撃を受け家康家は滅亡の可能性もあったほど歴史に大きな意味を持つ地震だったとみられます
家康側も岡崎城が被災しましたが領国内は震度4以下程度で秀吉は家康征伐を中止し和解し家康は豊臣政権で2番めの地位につくことができました。天正13年11月29日（1586年1月18日）の「天正地震」で豊臣秀吉は徳川家康討伐を中止せざるを得ず歴史が大きく変わったとみられています
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