チリの加工食肉最大手CIALで5月30日、経理のミスで1人の男性社員の銀行口座に給料の286倍に当たる1億6539万8851ペソ(約2841万円)が振り込まれこの男性は目先の大金に目がくらみ、金を会社に返さずに着服してドロンしてしまったそうです。
初めから持ち逃げするつもりではなかったそうですが男性は間違いに気づき、正直に上司に報告していたとのことです。そして会社の上層部が事実関係を確認し、男性に過払い金を戻すように命じたところ男性は「承知いたしました。明朝、銀行に行き、手続きしてきます」と同意したそうです。しかし翌日、男性は会社を欠勤し連絡もつかなくなり「実は寝坊して銀行に行ってません。明日は必ず」という連絡があったもののそのご音信不通になったそうです。
6月2日に、弁護士事務所を介して会社に辞表が届けられたのを最後に、男性の行方はまったく分からなくなったそうで頭を抱えたCIALは男性を見つけ出し、金を取り返すための法的措置を取っていると報じられています。