大阪府では、4月20日新型コロナウイルスの感染の急拡大に歯止めがかからない状況を受けて、対策本部会議を開き、国に緊急事態宣言の発出を要請することを正式に決めると共に人出を減らすため、飲食店や百貨店、USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)などテーマパークなどに休業要請を行う方向で調整を進めています。
大阪府では4月18日、1日としては過去最多の1220人、19日は月曜日に発表された感染者数としては最も多い719人が、新型コロナに感染していることが確認されるなど、感染の急拡大に歯止めがかかっておらず、医療のひっ迫度合いも深刻さを増しています。こうした状況を受けて、大阪府は、さらなる感染拡大を食い止めるには「まん延防止等重点措置」より強い対応が必要だとして、20日午後、対策本部会議を開き、国に緊急事態宣言の発出を要請することを正式に決める方針です。
吉村知事は「変異ウイルスに対応するためにも、街全体の人の動きをいったん大きく停止することが必要だ」として、緊急事態宣言が発出されれば、人出を減らすため、府内の飲食店や百貨店、それにテーマパークなどに休業要請を行う方向で調整を進めています。
大阪府の吉村知事が3度目の緊急事態宣言を要請するにあたり、休業要請の対象を飲食店だけでなく百貨店や大規模商業施設、テーマパークなど幅広い業種にするよう政府に求める方針について、加藤勝信官房長官「専門家の意見を踏まえ、自治体と連携しながら対応を進めていく」
— Mi2 (@mi2_yes) 2021年4月19日
1回目に逆戻りだね。 pic.twitter.com/oIyNh4Xd0I
また兵庫県も、井戸知事が県内の感染拡大に歯止めがかからない場合は、兵庫県への緊急事態宣言の発出を要請することも検討する考えを示し、県は21日、対策本部会議を開いて、要請を行うかどうか判断することにしています。さらに京都府も、今週中に対策本部会議を開き、府内の感染状況などを踏まえ、宣言の要請が必要か議論することにしています。