埼玉県教育委員会は2月18日、卒業した教え子の元男子生徒を校内で全裸にして写真を撮影したとして、西部地区の県立高校（学校名○○工業）の男性教諭を減給１０分の１の懲戒処分にしました。デザインなどを専門とする教諭は「卒業の記念で撮った。わいせつ目的ではない」と釈明していますが生徒は「怖くて何も言えなかった」としています。県教委は「脅迫など悪質性の認定ができなかったため、懲戒免職ではなく減給とした」と説明しています。
生徒の全裸写真撮影
事件が発生したのは約1年前の平成31年3月11日で、教諭は２日前に卒業した男子生徒（当時２０歳）を校内のスタジオに誘い、１時間にわたり全裸を含めた写真を約１００枚撮影したようです。２０年８月、元生徒から校長に相談があり発覚したようです。裸の写真は100枚中30枚程度だったそうです。おそらく最初は普通に撮影していたところ、途中でヌードもとろうと、軽いノリだったのかもしれません。しかし元生徒は「怖くて何も言えなかった」と話しています。脅迫性が無いという判断ですが、怖くて何も言えない状態に追い込んだ時点で許されることではないとおもいます。教師は事実を認めて謝罪しています
1 処分内容
懲戒処分（減給1月・給料の月額の10分の1）
2 処分年月日
令和3年2月18日
3 職名・年齢・性別
デザインなどを専門とする教諭教諭・42歳・男性
4 所属名
西部地区・県立高等学校（該当校）
- 埼玉県立松山高等学校
- 埼玉県立川越工業高等学校(デザイン科有）
- 埼玉県立所沢西高等学校
5 発生年月日
平成31年3月11日
6 事件・事故の概要
当該職員は、平成31年3月11日（月曜日）午前11時頃、学校内において、元生徒である成人男性をモデルに写真撮影を行った際に、同男性に対し、ヌードになることを求め、明確な同意を得ないまま、全裸の同男性をデジタルカメラで撮影した。
教職員の懲戒処分について
部局名：教育局
課所名：総務課
担当名：人事担当
担当者名：小坂・鈴木
内線電話番号：6621
直通電話番号：048-830-6622
Email：a6610@pref.saitama.lg.jp
