小惑星探査機「はやぶさ2」カプセルが無事!大気圏突入をし、これからオーストラリアに着陸します。大気圏突入から着地まで生中継でライブ映像を配信しています。12月5日「はやぶさ2」から分離された小惑星リュウグウの試料入りカプセルが日本時間の6日午前2時28分にオーストラリア上空の大気圏に突入し、現地で青く光る流星のように火球を観測することができました。
再突入カプセルの火球映像 | トピックス | JAXA はやぶさ2プロジェクト
はやぶさ2大気圏突入の瞬間映像
はやぶさ2のカプセルが大気圏に突入し、オーストラリア上空で観測された火球の映像です!日本時間12月6日午前2時29分ごろJAXAが撮影したものです。このあとカプセルは高度10キロ付近でパラシュートを開いて地上に着地し、地上で待つ宇宙航空研究開発機構(JAXA)のチームが回収します。現地は快晴で落下してくる瞬間をカメラがとらえています。このあと12/6 午後4時半〜JAXAによる記者会見が開始します
追記12月6日午前3時
JAXAによると、日本時間の12月6日午前3時ごろ、カプセルが出す追跡用電波が消失し、着陸したとみられます。宇宙航空研究開発機構(JAXA)のチーム津田雄一はやぶさ2プロジェクトマネジャーは「美しい大気圏突入でした。我々も感動しています」と語っています
追記12月6日午前5時
日本時間6日午前4時47分に、オーストラリア南部の砂漠でカプセルが発見されたようです。JAXAのメンバーが、地上から観測した光跡や、カプセルから発せられる信号を頼りに位置を特定に成功しました。その後ヘリコプターで上空から付近を探し、砂漠に着地しているカプセルを見つけ回収したようです。
追記12月6日午前8時
日本時間の6日午前8時3分に、カプセルを搭載したヘリコプターが現地本部へ到着し、カプセルが建屋内に無事搬入されました。
オーストラリアの上空で大きな流れ星のような火球が観測され 日本の探査機「はやぶさ2」のカプセルの帰還が確認されました。https://t.co/8gXgkTfdse#nhk_video pic.twitter.com/ybfIrA55RV
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年12月5日
国立天文台が分離の瞬間を
カメラで捕らえた
国立天文台三鷹キャンパスの50センチ公開望遠鏡ではやぶさ2とカプセルが分離する瞬間を望遠カメラでとらえました。「何とか、何とかはやぶさ2のカプセルが写りました。処理前のもので、画像が荒くてお見苦しい点もあると思いますが、ご容赦ください」(2020年21時10分頃撮影。画像は、南が上になっています)。
【速報その2】国立天文台三鷹キャンパスの50センチ公開望遠鏡でも、何とか、何とかはやぶさ2のカプセルが写りました。処理前のもので、画像が荒くてお見苦しい点もあると思いますが、ご容赦ください(2020年21時10分頃撮影。画像は、南が上になっています)。 pic.twitter.com/Au72bHPbfr
— 国立天文台観望会 (@naoj_kanboukai) 2020年12月5日
オーストラリア現地で到着を待つ映像
現地と中継を繋いでカプセルの落下を舞っています。現地は快晴で回収するには絶好のコンディションです。カプセルは秒速約12キロで大気圏に突入し高度80キロ以下では周辺の空気が押しつぶされて温度が約1万度にもなり、明るい流れ星のように見えました。地上のチームはこの火球の位置や角度から落下地点を推定し、パラシュートを開いた後にカプセルから発信される電波を受信して発見し次第回収する予定になっています。JAXA相模原キャンパスのプレスルーム
2020年12月5日 更新
小惑星探査機「はやぶさ2」搭載カプセルの分離確認について
小惑星探査機「はやぶさ2」搭載カプセルについて、テレメータ及びドップラーデータにより、カプセルが計画どおり分離されたことを、日本時間2020年12月5日14時35分に確認しました。https://www.jaxa.jp/topics/2020/index_j.html#news17599
JAXA相模原キャンパス
プレスルームから実況
宇宙航空研究開発機構(JAXA)では無事大気圏突入を確認し歓喜がわきあがりましたが冷静に映像をみまもり、最後まで予断を許さない緊張感が伝わってきます。はやぶさ2は2019年2月と7月の2回にわたってリュウグウへの着地に成功。カプセルの中には採取した岩石のかけらが0・1グラム以上入っているとみられています。
突入成功を見守るスタッフ映像
度重なる故障を乗り越えて2010年に小惑星イトカワから帰還を試みた初代「はやぶさ」は探査機ごと大気圏に突入ましたが残念ながら燃え尽きてしまいました。はやぶさ2の機体は現在も旅行で、探査機本体は今後11年かけて直径30メートル程度の小惑星「1998KY26」へと新たな探査へ向かう予定です。
無事突入を喜ぶ
はやぶさ2プロジェクトチーム
やぶさ2プロジェクトチームがカメラで突入を確認!拍手が起こる様子。宇宙航空研究開発機構(JAXA)のチーム津田雄一はやぶさ2プロジェクトマネジャーは「美しい大気圏突入でした。我々も感動しています」と語っています
はやぶさ2カプセルの着陸場所を特定
カプセルの着陸地点は、オーストラリア・ウーメラ砂漠内の縦100km、横150kmの楕円の領域に着陸したとおもわれます
回収されたはやぶさ2のカプセル
無事に地球へとリュウグウのサンプルを送り届けたはやぶさ2はこの後、新たな実験の為次の旅へと向かいました。まだまだはやぶさ2の任務は継続し最後の目的地に到達するのはまだ10年後の2031年7月になる予のようです。
はやぶさ2カプセル回収までライブ映像
順調にいけばカプセルは6日中にオーストラリアで発見され現地スタッフにより回収され、12月8日ごろにチャーター機で日本に空輸される見通しです。試料の確認は今月下旬ごろから始まります。 はやぶさ2は14年12月に打ち上げられ、18年6月にリュウグウの上空へ到着。1年5カ月にわたるリュウグウでの探査では着陸の他にも、金属弾による人工クレーターの作製や、小惑星上で移動する小型ロボットの投下など、多くのミッションを成し遂げました。
YouTubeチャンネルで配信
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日午後1時半から、探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」で採取した砂が入ったとみられるカプセルを探査機本体から切り離し、地球に帰還させる様子をJAXA相模原キャンパスのプレスルームから実況する。
カプセルは6日未明には大気圏に再突入し、オーストラリア南部の砂漠地帯に着地する予定。探査機本体はカプセルを分離したあと、別の小惑星に向かう計画になっています。
中継予定
12/6 午前1時半〜:カプセル大気圏突入
12/6 午後4時半〜:JAXAによる記者会見
※中継内容等は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。