アマテラス粒子とは2021年5月に大阪公立大学や東京大学などの国際研究チームが米ユタ州の砂漠で観測した、極めて高いエネルギーを持つ宇宙線のことです。観測された宇宙線のエネルギーは、244エクサ電子ボルト（1エクサ電子ボルトは10の18乗電子ボルト）で、雷2.4兆回分にあたるエネルギーが込められている計算になります。これは、1991年に観測された「オーマイゴッド粒子」（320エクサ電子ボルト）に次ぐ、観測史上2番目に高いエネルギーの宇宙線です。謎の高エネルギー宇宙線「アマテラス粒子」の地球への影響はあるのでしょうか？
アマテラス粒子または超高エネルギー重イオン (UHECR) は、地球に到達する最もエネルギーの高い粒子です。それらは、太陽系外からやってくると考えられています。アマテラス粒子は人間や地球に有害な影響を与える可能性があります。
マテラス粒子は、DNA 損傷を引き起こす可能性があります。これは、癌や遺伝的異常のリスクを高める可能性があります。アマテラス粒子は、細胞膜を破壊する可能性があります。これは、細胞死や組織損傷につながる可能性があります。アマテラス粒子は、大気中の窒素や酸素を結合させ、オゾン層を破壊する可能性があります。これは、地球を有害な紫外線から保護するのに役立つオゾン層を薄くする可能性があります。
アマテラス粒子が地球に与える影響の程度はまだ完全には理解されていませんが、潜在的なリスクは重大です。アマテラス粒子の人間や地球への影響を軽減するために、研究者は、それらの発生源と軌道を特定し、それらを検出および追跡するための新しい方法を開発しています。これらの対策により、アマテラス粒子の脅威をよりよく理解し、その影響を軽減することができます。
アマテラス粒子の飛来方向には、宇宙線の発生源となる有力な天体が存在しておらず、未知の天体現象が関わっている可能性があると考えられています。また、アマテラス粒子は、陽子や電子などの粒子が、宇宙空間で加速されて生じたものと考えられていますが、その加速メカニズムもまだ解明されていません。
アマテラス粒子の観測は、宇宙線の起源や加速メカニズムなど、宇宙物理学の未解明な課題を解明する上で重要な成果となると期待されています。なお、アマテラス粒子という名称は、発見した研究チームの日本人であることや、観測が明け方であったことから、太陽神であるアマテラスにちなんで名付けられました。
天照大御神（あまてらすおおみかみ）は、日本神話に登場する神様です。『古事記』では「天照大御神」、日本書紀では「天照大神」と表記されます。太陽を司る女神であり、高天原（たかまがはら）を統べる主宰神とされています。また、皇室の祖神としても信仰されています。イザナギとイザナミの夫婦神が黄泉の国から帰ってきた際、イザナミは黄泉の汚れを落とすために禊をしました。その際に、イザナギの左目から生まれたのが天照大御神です。
天照大御神は、弟の素戔嗚尊（すさのおのみこと）と共に高天原で暮らしていました。しかし、素戔嗚尊の乱暴な振る舞いに怒った天照大御神は、天岩戸（あめのいわと）に籠ってしまいました。その結果、世界は闇に覆われ、災いが起こりました。そこで、高天原の神々は天照大御神を岩戸から出そうと、様々な工夫をしました。ついには、天鈿女命（あめのうずめのみこと）が天岩戸の前で舞を舞うと、その美しさに天照大御神は興味を持ち、岩戸のすき間から顔を覗かせました。そこに、隠れていた手力雄命（たぢからおのみこと）が岩戸を押し開き、天照大御神はついに岩戸から出ました。
この神話は「天岩戸の神隠れ」と呼ばれ、日本神話の中でも最も有名な物語の一つです。天照大御神は、太陽神として、光や生命、秩序を象徴する神として信仰されています。また、慈愛や真実の神としても信仰されています。日本各地に天照大御神を祀る神社があり、その総本社は三重県伊勢市の伊勢神宮内宮です。
