7月13日から「不同意性交等罪」が創設され性犯罪の規定が大きく変わります。配偶者間における性犯罪の成立を条文に盛り込み「婚姻関係の有無にかかわらず」という文言を明記し夫婦間でも処罰対象になります！法改正に伴う主な変更点をよくご確認ください
「同意」の有無が犯罪の成立要件
これまでの強制性交等罪と準強制性交等罪を一本化して「不同意性交等罪」とし強制わいせつ罪を「不同意わいせつ罪」としたうえで犯罪の成立要件として「同意」の有無が重要なポイントになります
対象に夏「性交等」の範囲
従来の腟、肛門、口腔への陰茎挿入に加え腟や肛門への指や性玩具などの異物挿入も「性交等」として重く処罰されるます
配偶者間における性犯罪の成立
配偶者間における性犯罪の成立する条文に「婚姻関係の有無にかかわらず」という文言を明記されました
性交同意年齢13歳から16歳に引き上げ
同意のうえでも相手が16歳未満だと知りつつ性的行為に及べば不同意性交等罪や不同意わいせつ罪に問われます。ただし対等な関係にある中高生同士の自由恋愛すら成り立たなくなるので、13～15歳であれば、加害者が5歳以上年上の場合に限って処罰されるそうです
また16歳以下へのわいせつ目的で嘘をついたり、甘い言葉で誘ったり、金銭や物を与えるなどしたうえで会うことを要求した場合懲役1年、罰金50万円以下
性交等をする姿や性的な部位を露出した姿などの写真や動画を撮影して送るように要求した場合も同等の処分を受けます
盗撮など性的画像・動画の撮影など処罰対象
撮影・記録→最高で懲役3年、は罰金300万円以下
不特定多数に提供・送信した場合は懲役5年、罰金500万円以下
提供などの目的で保管した場合は懲役2年、罰金だと200万円以下
公訴時効の期間を延長
不同意わいせつ罪は7年から12年に不同意性交等罪は10年から15年に、不同意わいせつ等致傷罪は15年から20年に5年ずつ延長されます。また被害者が18歳未満の場合には、18歳に達する日までの期間分をこれらに加算されます
性的行為への自由な意思決定
性交同意年齢の問題をクリアした場合でも下記いずれかにあたれば成立する。
- 暴行・脅迫
- 心身の障害
- アルコールや薬物の影響
- 睡眠その他の意識不明瞭
- 不意打ちなど同意しない意思を形成、表明、全うするいとまの不存在
- フリーズ状態など予想と異なる事態との直面に起因する恐怖・驚愕
- 虐待に起因する無力感や恐怖心といった心理的反応
- 祖父母と孫、上司と部下、教師と生徒など、経済的・社会的関係上の地位に基づく影響力により、不利益が生じることを憂慮
相手が同意していると思い込んでいた場合でもあとになって相手から「同意はなかった」と主張されることもあります。またことばで確認しなくても相手の態度からわかると見られる場合もあるそうです。この記事は下記のネットニュースから内容を紹介しています。
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