2021年3月26日に神戸市長田区の建設会社の事務所で、同僚だった40歳の男性の水筒内に猛毒性のリシンを入れ、水筒を使用不能にしたとされ、神戸地検は7月19日、兵庫県加古川市の元会社員の30歳の女性を器物損壊罪で起訴しました。地検ではは認否を明らかにしていないようです。建設会社名はどこだったのでしょうか?
起訴状などによると、女は3月26日、当時勤務していた神戸市長田区の建設会社の事務所で、同僚だった男性の水筒内にリシンを入れ、水筒を使用不能にしたとされています。
男性が水筒の飲み物の味やにおいに違和感を覚えたため、職場で見張ったところ、女が液体を混入するのを確認し男性から被害届を受けた県警が、6月に器物損壊容疑で逮捕しました。男性に健康被害はなかったようです。2人の間にはトラブルがあったとみられる。
県警の依頼で警察庁科学警察研究所が水筒内の液体を鑑定し、リシンが検出されたが致死量には満たなかったということで殺人未遂にはならなかったようです。
リシンは、下剤などに使われるひまし油の原料「トウゴマ」の種子に含まれ、油をしぼった残りかすから抽出できる。捜索で、女の自宅からトウゴマの種子が見つかっており、県警は女がリシンを製造した可能性が高いとみています。
リシンは、人の体内に入ると発熱や呼吸困難などを引き起こし、死に至るケースもある。米国では2013年、オバマ大統領宛ての封書から検出される事件が起きていました。