三菱自動車は5月13日、ライトやウインカーなどがつかなくなる恐れがあるとして、乗用車「デリカ」12万9469台のリコール（無料回収・修理）を国土交通省に届け出ました。対象になるのは2009年6月～2019年1月製造された物で全車両、コラムスイッチの内部配線を対策品と交換するとしています。
コラムスイッチとは、ステアリングハンドルの所についているライトやウィンカーのスイッチです。
国交省によると、配線の接合が不十分なため通電しなくなり、照明装置がつかなかったり点滅したりする可能性があるようです。コラムスイッチにおいて、内部配線を繋ぐコネクター端子の加締めが不充分なため、端子と配線の隙間に絶縁物が生成され、導通不良となることがあるようです。そのため、前照灯、車幅灯、前部霧灯、尾灯、番号灯および当該スイッチ連動の車室内照明が不灯、あるいは点滅、または、方向指示器が不灯となるおそれがあるようです。
改善の内容
全車両、コラムスイッチの内部配線を対策品と交換します。
交換後の識別：交換作業が終わった車両には証として運転者席側ドアアッパーヒンジのドア側取付けボルト(上側)頭部に、白または黄いろのペイントを塗布します。
三菱に不具合の修理があった件数は266件でいずれも事故につながる物はなかったようです。過去に有料で交換している場合は返金の対象になる可能性があります
リ コ ー ル 届 出 一 覧 表
リコール届出日：令和 3 年 5 月 13 日
リ コ ー ル 届 出 番 号 4952 リコール開始日 令和 3 年 5 月 14 日
届出者の氏名又は名称：三菱自動車工業株式会社
代表執行役 加藤 隆雄
問い合わせ先：お客様相談センター
TEL 0120-324-860
不具合の部位(部品名) 電気装置（コラムスイッチ）
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の 状 況 及 び そ の 原 因
コラムスイッチにおいて、内部配線を繋ぐコネクター端子のかしめが不充分なため、端子と配線の隙間に絶縁物が生成され、導通不良となることがある。そのため、前照灯、車幅灯、前部霧灯、尾灯、番号灯および当該スイッチ連動の車室内照明が不灯、あるいは点滅、または、方向指示器が不灯となるおそれがある。
改 善 措 置 の 内 容
全車両、コラムスイッチの内部配線を対策品と交換する。
不 具 合 件 数 266件 事故の有無 無し
発 見 の 動 機 ：市場からの情報による
自 動 車 使 用 者 及 び自動車特定整備事業者等に周知させるための措置
・使用者：ダイレクトメール等で通知する。
・自動車特定整備事業者等：日整連発行の機関誌に掲載する。
・弊社のインターネットホームページに掲載する。
対象車種
三菱
LDA-CV1W
｢デリカ｣
CV1W-0900101～CV1W-1308081
平成24年12月18日～平成31年1月7日
58,295 台
DBA-CV2W
CV2W-0700101～CV2W-1400204
平成23年12月8日～平成31年1月14日
12,936 台
DBA-CV4W
CV4W-0400101～CV4W-0603626
平成21年12月19日～平成23年12月1日
8,324 台
DBA-CV5W
CV5W-0210969～CV5W-1400256
平成21年6月1日～平成31年1月25日
49,914 台
(計4型式) (計1車種)
(製作期間の全体の範囲)
平成21年6月1日～平成31年1月25日
(計 129,469 台)
