神戸市消防局は7月17日午後4時すぎ神戸市北区君影町1丁目UR都市機構鈴蘭台第5団地7号棟の5階建て共同住宅で火事があり3階の部屋から心肺停止状態の女性を救出する際、誤って地上に落下させる事故がありました。女性はその後死亡しましたが死因は司法解剖の結果「焼死」で、落下事故が原因ではなかったということです。画像はイメージ
神戸市消防局によると17日午後4時すぎ、神戸市北区君影町1丁目UR都市機構鈴蘭台第5団地7号棟の鉄筋コンクリート5階建ての共同住宅の3階から火が出て消防車など合わせて20台が出動しました。隊員がはしごを使って3階のベランダから進入したところ、火事が起きた部屋の中で、この部屋に住む56歳の女性が心肺停止の状態で倒れているのを見つけました。
隊員は、女性を救助器具に固定してロープにつなぎ、はしごを使って降ろそうとしましたが、途中でバランスが崩れ、女性はおよそ5メートルの高さから地上に落下したということです。女性は病院に運ばれましたがおよそ1時間後に死亡が確認されたそうです。
神戸市消防局は「救助活動中に要救助者を落下させることはあってはならないことで、事故の原因を調査するとともに今後このようなことがないよう再発防止を徹底したい」としています。