10月11日沖縄県内の新型コロナウイルスの感染状況が改善傾向にあることを受け、玉城デニー知事は、国の飲食需要喚起策「GoToイート」の再開に向けて政府と調整していることを那覇市内で記者団に話しました。再開時期に関しては「(感染状況を示す国の指標が)ステージ2まで下がる必要がある」との認識を示した。再開されれば、利用停止された今年5月以来で利用対象となる店舗は、感染対策を講じたと県が認めた「認証店」6080カ所を想定しています。
GoToイートは、購入額の25%分を上乗せしたプレミアム付き食事券を発行し、飲食店の需要を喚起する事業で全国では愛知県、石川県などが既に再開しています。沖縄は緊急事態宣言地域に追加された5月23日から利用が停止されています。
「GoToイート」は昨年11月から沖縄で始まり、感染防止対策徹底を宣言した店舗に県が交付する「シーサーステッカー」を掲示する飲食店(約1800カ所)で利用できた。5月31日から新たに「認証店」が設けられたことから、再開後は認証店を優先して対象とする方針。今後、感染状況を踏まえながら、認証店以外も利用対象に加えるかどうかを検討するとみられています。
GoToイートは利用期間は12月15日までとなっているため、県や全国知事会は期限の延長を国へ要望している。玉城知事は「感染状況が落ち着けば、認証店へのインセンティブ(特典)として使ってもらい、客にも認証店で飲食するように誘導していきたい」と話しています。
県飲食業生活衛生同業組合の鈴木洋一理事長は「認証店は感染防止対策を頑張っている。Go To イート再開で、認証店にさらに恩恵が出るようにしてほしい」と期待しています。コロナ感染状況を示す国の指標7項目のうち、沖縄は10月6日時点で、「療養者」「新規陽性者」「入院率」の3項目でステージ3以上となっていてこのうち、11日までに「新規陽性者」はステージ2相当に改善しました。
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