2021年大晦日に日本テレビの大みそかの名物番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないシリーズ」が今年は休止されることがわかりました。休止の理由はなんだったのでしょうか?いじめ助長問題でしょうか
出演者が痛がる行為を、共演者ら番組サイドが仕掛け、それを「笑い」にするということを指摘されたようです。これらはバラエティー番組ではよく見る構図でそこに「不快だ」「いじめを助長する」といった意見がBPOに寄せられているからだそうです。
- ケツバット
- 足ツボ
- ビンタ
- 鼻ザリガニ
- 熱々おでん
- 熱湯風呂
- 激辛
- 大盛りわさび
新コンセプトで番組一新
2006年から15年にわたって放送され、大みそかの定番となっていた「笑ってはいけない」は、笑いの刺客にダウンタウン、ココリコ、月亭方正らが思わず笑ってしまい、お尻をたたかれる構図で、10年からは11年連続で民放1位の視聴率を記録していきましたが今年は休止で番組タイトルと構成を変更するようです。8月末にBPO(放送倫理・番組向上機構)の青少年委員会が「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」について審議入りすることを公表したが、同局関係者は「笑ってはいけない」の休止とは「関係ありません」としています。
35年前にやすし師匠に怒られていた
ダウンタウンはデビュー当時から笑いの質に対して指摘を受けていました。「笑いの中には良質な笑いと悪質の笑いがある。」あんたら二人は悪質な笑いやねん!本当の笑とは人を傷つけない笑いであるとやすし師匠が指摘していました。
同局情報制作部の合田伊知郎プロデューサーは「(出演者の)強じんな精神力に支えられて、長年にわたり年越しの放送を続けてきました。メンバーの皆さんに甘えて、50歳を過ぎても毎年過酷なロケをお願いし続けてきました。スタッフ一同本当に感謝です。そんな『笑ってはいけない』も昨年大みそかの放送で15年。つきましてはこれを節目に『笑ってはいけない』を休止したいと思います。ダウンタウンさん、メンバーの皆さんにはゆっくりお尻を休めていただきたいと思っています」とコメントしています。
今年は「笑ってはいけない」のDNAを受け継ぐ、新コンセプトのお笑い特番を生放送する。合田プロデューサーは「今年は“笑ってはいけない”ではなく、“笑ってもイイ大みそか”ということで、6時間笑いっぱなしになるような豪華なお笑い祭りをお届けする予定です。お尻ではなく、笑いすぎておなかが痛くなるような年越し番組にしたいと思っています」と説明した。出演者や企画の詳細は今後、発表される。
また、1989年からレギュラー放送している「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日曜・後11時25分)についても「放送予定に変更はありません」としています。
大みそかに放送された「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない」シリーズ
- 2006年 警察24時 10・2%
- 2007年 病院24時 12・4%
- 2008年 新聞社24時 15・4%
- 2009年 ホテルマン24時 16・4%/15・4%
- 2010年 スパイ24時 15・3%/14・3%
- 2011年 空港(エアポート)24時 18・7%/16・6%
- 2012年 熱血教師24時 16・8%/16・5%
- 2013年 地球防衛軍24時 19・8%/17・2%
- 2014年 大脱獄24時 18・7%/16・0%
- 2015年 名探偵24時 17・6%/15・3%
- 2016年 科学博士24時 17・7%/16・1%
- 2017年 アメリカンポリス24時! 17・3%/16・3%
- 2018年 トレジャーハンター24時! 14・3%/12・8%
- 2019年 青春ハイスクール24時! 16・2%/14・6%
- 2020年 大貧民GoToラスベガス24時! 17・6%/14・1%