栃木県福田富一知事は8月１日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、8月２日にも政府にまん延防止等重点措置の適用を要請することを決めました。県独自の飲食店への営業時間の短縮要請は県内全市町に拡大し、期間を8月31日１日までとします
栃木県では１日あたりの新規感染者数は７月２７日から５日間連続で１００人を超え、３１日までの１週間の新規感染者数は７０９人で、前の週の３・２倍と急増しています。県独自の７指標のうち３指標が緊急事態措置レベルとなっています。福田富一知事は会議後の記者会見で「医療提供体制の負荷が確実に高まっている。コロナ以外の医療に影響を与える危機的状況」と指摘しました。
現在の飲食店午後８時までの営業時間の短縮要請は
宇都宮市
足利市
栃木市
佐野市
日光市
小山市
真岡市
でしたが8月４日から全２５市町へ拡大となります。時短要請に応じた店には県が協力金を支給されます。また、8月２日から全２５市町の１０００平方メートル以上のパチンコ店などの遊興施設や劇場、映画館などに午後９時までの営業時間短縮を働きかけられます。
７月の４連休中にクラスターが多発したホームパーティーやバーベキューも控えるよう呼びかけます。栃木県は７月３１日、高校同窓生１２人がバーベキューや海水浴をして７人が感染、真岡市内の個人宅で親族や友人二十数人が会食し１１人が感染したとして、それぞれ、クラスターに認定されました。８月１日にも真岡市内の個人宅で東京からの帰省者を含む親類や友人１０人がバーベキューや流しそうめんをして７人の感染が確認されています
