写真:Getty Images
8月1日国立競技場で開催された東京オリンピック陸上男子走り高跳び決勝」で2m37を飛んだバーシム(カタール)とタンベリ(イタリア)が2人そろって金メダルに輝きました。東京オリンピック陸上男子走り高跳び決勝で金メダル2人、表彰台は?ダブル金メダルとはメダルは2個なのでしょうか?
場内には2人が何かを話し合ってから抱き合う様子があった。また、その直前、タンベリの最後の試技の前には、跳躍種目ではおなじみの手拍子をバーシムもしていた。バルシムとタンベリの記録は互いに2メートル37を成功させており。ベラルーシのマクシム・ネダセカウも同し記録を跳みましたが、それまでの成功数の差で脱落しています。金メダルは両者に絞られましたが、優勝決定戦のジャンプオフを両者ともに選択せずにダブル金メダルが決まったようです。
The moment Italy's Gianmarco Tamberi and Mutaz Essa Barshim of Qatar decided to share gold in the high jump! pic.twitter.com/36jBgXLImb
— James Nalton (@JDNalton) 2021年8月1日
走り高跳びでは、より高い記録を出した人が優勝で、もしも並んだ場合は、最後に成功した高さでの試技数が少ない方が勝利、それでも同じならば、すべての試技の中で失敗した回数が少ない人が勝利となります。
バーシムとタンベリは、2m39を失敗するまでの全ての試技を1回で成功させており並んでいました。この場合「ジャンプオフ」という形式で、優勝決定のための追加試技を行いますが、今回はそれが行われずジャンプオフに出場すべき選手がこれ以上の競技を行わないと決めた時は、ジャンプオフは行われないため、2人で金メダルを分け合った結果になりました。
バーシムは、会見でお互いにジャンプオフをしないことを決めた時のことを「お互いに目を見て、これ以上やらなくていいね、ということを言ったんです」と振り返っています。両者とも、競技を離れても友人関係。大きなけがを乗り越えての競技となったことも共通点だったという。バーシムは「タンベリと私、2人ともけがをした。跳べなくなるかというけがをしたわけですが、夢が実現しました」と語った。会見中にはハイタッチをする場面もあったようです