埼玉県のさいたま市は7月20日、埼玉県さいたま市大宮区宮町2−1の飲食店「みや田」で、カンピロバクターが原因の食中毒事件が発生したとして、食品衛生法に基づき、7月20日から3日間の営業停止処分にしたと発表しました。20代男女3人が発症し、男性1人が入院しているが、快方に向かっているということです。
さいたま市食品医薬品安全課によると、市民から7月15日、「9日に市内の飲食店を利用したところ、数人が体調不良になった」と市保健所に通報がありました。調査したところ、グループ7人が7月9日に同店で食事し、うち3人が7月12日午後8時~7月14日午前5時にかけて、腹痛や下痢、発熱などを発症していたことが判明。発症者2人から、食中毒の原因となるカンピロバクターが検出されました。
カンピロバクターの感染力は、他の食中毒菌と比べると非常に強く、微量の数百個ほどの摂取でも感染するそうです。 しかし、空気中では長い期間生存することができないので、感染症のように人にうつることはほとんどありません。
カンピロバクターは鶏刺し、レバー刺しなどの生肉を食べたり、バーベキューで生焼けの鶏肉などを食べると感染するケースがあります。毎年1,000人以上の発症者が出ていりようですが死亡例はありません。