7月17日茨城県と水戸市は17日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに計45人確認されたと発表し牛久市内の高校では新たに教職員と生徒の2人の感染が判明し校内の陽性者は他県公表分も含め計16人に増えたと発表しました。感染した学校の高校名はどこだったのでしょうか?
新型コロナ 茨城県内新たに37人感染 牛久と水戸の高校で拡大 https://t.co/etQNi8gafP
— 茨城新聞社 (@ibarakishimbun) 2021年7月15日
クラスター(感染者集団)が発生した牛久市内の高校では新たに教職員と生徒の2人の感染が判明しました。これまで中心だった部活動の枠を超え、校内の陽性者は他県公表分も含め計16人に増えましたた。17日までに確認された感染者のうち、新たに15人がL452R変異株陽性と判明し、累計122人となりました。
茨城県と水戸市は11、12日、新たに55人が新型コロナに感染したと発表した。11日が35人、12日が20人だった。居住地の内訳は、土浦、つくば市各8人、水戸市7人、取手、牛久市各6人など。
— 僕、元祖醤油ラーメン【公式】 (@yuyu888000) 2021年7月12日
牛久市の高校空手部では、11日公表の生徒5人を含む生徒と顧問の計7人の感染が分かった。
東京都内インド株で死亡者発生
東京都は6月14日午後、インド型(デルタ型)の変異ウイルスによる死亡事例が都内で初めて確認されたと発表しました。死亡したのは、都内に住む50代の男性で、がんの基礎疾患があったということです。感染経路はわかっていませんが、男性は今月3日に陽性が確認され、9日に亡くなりました。男性の家族や会社の同僚が濃厚接触者になったということですが、全員陰性が確認されています。
新型コロナの感染拡大が広がる中、2021年4月にインド株、日本でも4月20日に初めて国内の患者から検出され、空港検疫では26日までに20人から検出されてています。また市中でもインド変異株に東京都内の80代女性の感染確認が確認されいます。インドでは1日の新たな感染者数が連日30万人を超えて1日の死者数も連日2000人を超えています。その原因がインド株でWHOはこの変異ウイルスを「注目すべき変異株」に新たに指定しました。どんな特徴を持ったウイルスなのでしょうか?
少なくとも世界17の国で報告
WHO世界保健機関は3月27日に、インドで最初に確認された変異ウイルスがインドのほかイギリスやアメリカ、シンガポールなどこれまでに世界の少なくとも17の国で報告されていると報告書を出しました。
https://t.co/J5pQAYSCoj
— もうれつ先生 (@discusao) 2021年5月1日
インド株には「L452R」と「E484Q」という2つの特徴的な変異がみられる。研究チーム「G2P-Japan」は、L452R変異は、日本人の6割が持つ白血球の型「HLA(ヒト白血球抗原)-A24」がつくる免疫細胞から逃れる能力があるという実験結果を発表した。
感染力を強め 抗体の働き低下か
報告書では、この変異ウイルスには感染力を強めたりウイルスを攻撃する抗体の働きを低下させたりするおそれのある特徴的な遺伝子変異が3つあり、インドの感染状況の分析からも感染力が強まっている可能性があるとされています。
インド株はどんなウイルス?
国立感染症研究所の評価
インドで最初に確認された変異ウイルスとは、どのようなウイルスなのでしょうか?国立感染症研究所が4月26日時点に発表した報告によりますと、インドで報告されている変異ウイルスは「B.1.617系統」と呼ばれ、「L452R」と「E484Q」という2つの変異を合わせ持つことがあるということがわかります。
日本人の6割がインド株で免疫低下
東京大や熊本大などの研究チーム「G2P―Japan」は2021年4月に、L452R変異は、日本人の6割が持つ白血球の型「HLA(ヒト白血球抗原)―A24」がつくる免疫細胞から逃れる能力があるという実験結果を発表しました。これは、6割の日本人がインド株に対して免疫低下の可能性があることを意味すると警戒しています。研究チームによる別の実験では、L452R変異が人の細胞とくっつきやすく、感染力が高いことが分かったようです。
L452R変異は、米カリフォルニア州から全米に広がった変異株からも見つかっているそうで研究チームは「HLA―A24は東アジア人に多く、カリフォルニア州は米国で最もアジア人が多いようです。L452R変異はアジア人の免疫から逃れるために発現したとも仮定できる」と指摘しています。
アメリカではインドから入国禁止
アメリカではインドで新型コロナウイルスの感染が急拡大していることを踏まえ、ホワイトハウスが4月30日、インドから米国への入国規制を強化すると発表しました。過去14日以内にインドに滞在した外国人の大半が入国禁止となります。規制は5月4日から実施され米疾病対策センター(CDC)が「インドで流行している変異株がより感染しやすく、いくつかのワクチンの効果を減らす可能性がある」と提言したことに基づく措置としています。