埼玉県の深谷署は7月13日、深谷市内ケ島内ケ島２３４の太陽光発電設備敷地内で、銅線約１２００メートル（計１０４０万円相当）が盗まれたと発表しました。同署によると、被害は８日ごろから１０日ごろにかけて発生し。太陽光パネルから発電した電力を送る銅線２種類が抜き取られたようです。
被害にあった場所
銅線の1つの太さ約４４ミリ、長さ約４００メートル、重さ約１２４０キロで約２８０万円相当でもう一つは太さ約５１ミリ、長さ約８００メートル、重さ約３３２０キロ、約７６０万円相当だったようです。
7月８日午後９時すぎ、管理者に施設の異常を知らせる通知があり、１０日午後４時ごろ、現場に駆け付けたところ、被害に気付いた。同日午後７時ごろ、管理会社の従業員が深谷署を訪れ、「銅線が大量に盗まれた」と届け出ました。
施設は約１９万平方メートルで、通常は無人となっていた。金網フェンスで囲まれていたが、一部が切断されていたということで同署は転売目的で盗まれた可能性があるとみて調べています。
県警捜査３課によると、県内の太陽光発電設備施設では銅線が盗まれる被害が相次いでおり、今年１月から７月１０日までに、県北東部を中心に他に５１件発生しており、被害総額は約２３００万円に上っているようです。昨年は１年間で４１件でしたが被害が急増していることから、県警は事業者らに定期的な見回りや適切な防犯対策を取るよう注意を呼び掛けています。
