福井県南条郡南越前町東大道32−8の南条中学校で、県域準絶滅危惧種のコシアカツバメが150個も校舎や体育館などの外壁に作っています映像はあるのでしょうか。作られた巣は150個近くで。学校関係者によると1週間に一つ以上のペースで巣が増えているそうです
コシアカツバメの巣の影像
鳥類に詳しい福井市自然史博物館の学芸員によると、コシアカツバメは建物の壁や天井などに営巣するそうですが、近年は新建材やガラス張りなど巣作りしにくい建造物が増え、生息数が減少しているそうです。2016年には県域準絶滅危惧種に指定されました。県内では坂井市、鯖江市、おおい町以外で生息するが、100以上の巣がまとまって確認されているのは南条中のみだどうです。
【校舎の壁にツバメが営巣150個】https://t.co/01f1YrviRH
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2021年6月29日
福井県南越前町の南条中学校で、県域準絶滅危惧種のコシアカツバメが集団で営巣している。校舎や体育館などの外壁に作られた巣は150個近く。学校関係者によると1週間に一つ以上のペースで巣が増えており、ただいま「新築ラッシュ」という。
学芸員によると、1990年代以前からコシアカツバメが集団で営巣していたそうです。巣を作りやすい凹凸のある外壁であることや、巣を作ったツバメがさらに新たなツバメを呼び寄せることなどが理由で、大規模な営巣地になったとみられているそうです。
福井県南越前町南条中学校
今年は4月下旬~5月上旬にツバメが飛来して齋藤為之校長先生は「日々、巣が増えており、校舎がコシアカツバメのマンションのよう」と笑顔で話しているそうです。現在は子育て真っ最中のようで、親鳥がせわしなく校舎付近を飛び回っている姿が見られるようです。
これだけ巣が多いと鳴き声は校舎内にも響き、教室にツバメが飛び込んでくるハプニングもあるそうですが、生徒たちはいつものことと慣れコシアカツバメを題材にした詩を書いたり、生態を研究して発表したりする生徒もいるそうです。
生徒会長の3年生男子は「ツバメとの生活も学校生活の一部。活気ある鳴き声を聞くと明るい気分になれる」と話しているそうです。齋藤校長先生も「ツバメに生徒たちも癒やされている。自然と共生できる環境を大切にして、優しく見守っていきたい」と話しているそうです。