6月9日午後1時頃、兵庫県尼崎市武庫之荘8丁目31−1の県立武庫荘総合高校から、「長距離走の練習に参加した生徒が気分不良を訴えている」と119番がありました。尼崎市消防局によると、15~16歳の男女9人に熱中症とみられる症状があり、病院に搬送した。うち女子生徒1人が重症、他の8人は中等症。いずれも意識はあるということです。
この日は近畿各地で気温が上がっており、午後1時現在の最高気温は神戸市で29・2度となっていた。
福岡県でも熱中症
5月31日午後0時40分ごろ福岡県糟屋郡篠栗町津波黒498の福岡県篠栗町立の篠栗北中学校で運動会の練習中にマスクを着けていた複数の生徒が相次いで熱中症とみられる症状を訴え、男子生徒1人、女子生徒7人の合わせて8人が熱中症とみられる症状を訴えて病院に搬送されました。このうち3人が重症とみられいずれも意識はあるということです。生徒の男女8人が病院に搬送されました。
31日午後0時40分ごろ、篠栗町の篠栗北中学校で、グラウンドで行っていた運動会の練習中に、複数の生徒が気分が悪くなったと学校から通報がありました。学校によりますと、31日は午前中、全校生徒およそ310人が参加して、来月開催する予定の運動会のリハーサルを行っていました。
31日昼前ごろに、生徒2人が体調不良を訴え、このうち1人は回復しましたが、リハーサルが終わった後に別の7人が新たに体調不良を訴えたということです。学校では、生徒にはマスクをするよう指導していましたが、競技中は外してもよいとして、生徒の判断に任せていたとしています。また、生徒たちにはこまめな水分補給を呼びかけていたということですが学校の公式フェイスブックの写真を見るとほとんど生徒がマスクをしたまま練習しています
篠栗北中学校公式ファイスブックの画像
https://www.facebook.com/sasagurikita.jhs/photos/738968770113319
松本修校長は取材に対し「2年ぶりの運動会となり子どもたちが外で長く運動することに体が慣れていなかったかもしれない。今回の事態を重く受け止め再発防止に努めたい」と話していました。31日の福岡県内は気温が上昇していて、篠栗北中学校からおよそ10キロの所にある福岡空港の31日午後0時40分の気温は28.9度を記録し、夏日となっていました。