6月3日大阪府教育委員会が2020年度に、教員からのセクシュアルハラスメント(セクハラ)被害について大阪府立学校の児童生徒12万人にアンケートを行ったところで79件の被害の訴えがあり、そのうち学校名が特定できた15件の被害が確認されたことが分かりました。大阪府立の教師教員から児童にセクハラがあった学校はどこだったのでしょうか?
アンケートの方法
6月3日の府議会の一般質問で橋本正司府教育長が被害に対して、「懲戒処分を含む必要な対応を行った」としています。大阪府教育員会にによると、アンケートは昨年7月、府立の中学、高校、支援学校の児童生徒約12万人と、教員に対して配布されあれ学校を介さず、府教委に直接郵送する形で回収しました
セクハラ事例と内容
- 教員が長期欠席していた女子生徒に「妊娠したかと思ったわ」と言った
- スカートがめくれている女子生徒をからかった
- 直接体を触った
アンケート対象者数12万人
被害の報告 79件
特定出来た件 15件
セクハラとみられる行為
性的な関心、欲求に基づく発言
- スリーサイズを聞くなど身体的特徴を話題にする
- 宿泊を伴う学校行事において、児童・生徒を教職員の部屋に呼び、性的な質問をする
- 生理を理由に授業等を休む児童・生徒に対し、月経周期等を必要以上に質問をする
- ちかんの被害を受けた児童・生徒に対し、「短いスカートを着ていたからだ」と被害者にも責任があるような言い方をする
性的な関心、欲求に基づく行動
- 職員室にあるコンピュータの壁紙を水着姿の女性の写真にする
- 水泳等の指導で、必要以上にじろじろと見つめる
- 指導の際、必要がないのに肩や背中に触れる
- 特定の児童・生徒を何度も呼んで、ひざの上にのせ、抱っこをする
性別により役割分担になり得る言動の例
- 「女の子なのだから、掃除をきちんとしなさい」と叱る
- 泣いている男子に、「男のくせに、根性がない」と言う
- 女子だけに対して、お茶くみや掃除などを強要する