愛媛県松山市太山寺町491番地1の松山市立北中学校で、理科の授業で実験を行った生徒合わせて21人が体調不良を訴えて病院に運ばれました。いずれも症状は軽いということで、消防と警察が当時の状況を詳しく調べています。
10日正午すぎ、松山市立北中学校から「理科の実験で体調不良者が多数出た」と消防に通報がありました。学校や消防によりますと、いずれも2年生の生徒13人が救急車などで病院に搬送されたほか、生徒8人が学校が手配したタクシーで病院に運ばれました。いずれも症状は軽いということです。
学校によりますと、体調不良を訴えた生徒たちは、いずれも10日午前中、理科室での理科の授業で硫化鉄を使った燃焼実験を行ったということです。学校は燃焼実験では独特のにおいなどが発生するため、十分に換気をしていたとしています。
消防と警察は、生徒や教員から話を聞くなどして当時の状況を詳しく調べています。