2021年5月4日午前8時40分ごろ、群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽の標高約1977メートルの谷川岳の「天狗の留まり場」で、東京都板橋区に住む警視庁警察官43歳の小長井健司さんが登山中に滑落したとみられ倒れているのを群馬県警のヘリコプターが発見しましたがその後、死亡が確認されました。小長井さんと同行していたとみられる警視庁の52歳の女性警察官も5月6日現在も見つかっておらず、行方不明として捜索しています。
天狗の留まり場
天狗の留まり場は絶景ポイントでここから山頂まで約40分程度です。天候や積雪によってここで引き返す人も多くみられます。判断ポイントの1つとしても見られています。谷川岳ロープウェイで天神平スキー場まで登りそこから登山を開始します。谷川岳は初心者でも比較的楽しめる登山ルートもありますが、危険個所の多いルートもあり、危険な山とも言われています。 谷川岳の遭難死亡者数は世界一であり、岩壁が険しく、急激な気候変化が起こりやすいため、遭難事故につながりやすくなっているそうです
天狗の留まり場360度
標高 1665m
場所 北緯36度49分39秒, 東経138度55分59秒
群馬県みなかみ町谷川岳滑落場所
群馬県警沼田署によると、5月2日午後2時20分ごろ、女性警察官から「滑落して上がれなくなった」「けがはありません」と通報があり、谷川岳警備隊員が捜索した際、山は激しく雪が降り、視界不良だった。小長井さんは「天狗の留まり場」という場所の約250メートル下で見つかりましたが女性警察官は行方不明です。気象庁によると、2日から3日にかけては県内の上空に寒気が流れ込み、大気が不安定な状態だったとみられています
5月4日午前7時ごろ、片品村戸倉の鳩待峠から山の鼻に向かう登山道でも、横浜市港南区日野南の82歳男性が倒れているのが見つかり、その後死亡が確認されました。沼田署によると、男性は登山仲間と共に入山したが、バックカントリースキーをするために単独で至仏山に向かったとみられる。男性に目立った外傷はなく、滑落や雪崩に巻き込まれた痕跡はなかったということです
